新春を過ぎた頃から出回り始める「生めかぶ」。
この時期になると、いわゆるホール状態の丸ごとの生めかぶがスーパーの店頭に並びますが・・・、
「どうやって食べたら良いのか分からない。」
…と、今まで手にしたことがなかったという方に朗報です。
実は生めかぶの食べ方はとても簡単!
というわけで、春先だけに味わえる美味しい生めかぶの下処理方法、切り方、冷凍・冷蔵での保存方法などを図解で分かりやすく解説していきます!
ヾ(*´∀`*)ノ
生めかぶの情報 1/5頁
[1頁] 生めかぶの食べ方と保存方法
1頁目の概要
- 生めかぶの下処理・切り方・保存を解説
生めかぶの食べ方
生めかぶの下処理の流れ
生めかぶを流水で洗う。
生めかぶの茎とミミを切り分ける。
切り分けた生めかぶを湯通し。
生めかぶを冷やして色止め。
冷蔵・冷凍での保存や調理に使う。
生めかぶはその日に下処理
生めかぶは、けっこう足が早いです。
油断して冷蔵庫に数日放置しているだけで、段々と溶けてきてしまいます。
( ̄ロ ̄lll)
- 購入した日に下処理して保存
- またはその日の内に調理に使う
基本的に購入した日の内に下処理して保存するか、当日中に料理に使いましょう。
特に売れ残って割引セールになっている生めかぶは、既に所々が溶けている場合もあるので、買って家に帰ったら下処理を済ませてしまう方が良いです。
Point!
- 遅くとも翌日には下処理を済ませたいところ。
- 時間が無い場合は、そのまま冷凍してしまうのも有り。
※生めかぶが溶けた様子、溶ける理由は こちら で解説。
※生めかぶを下処理せずに冷凍した様子は こちら で解説。
生めかぶを下処理せず調理
炒め物に使ったり、味噌汁に入れたりといった場合は、下処理せずにカットしてそのまま使うことができます。
Point!
- 生めかぶをカットする前に流水で洗いましょう。
- 生めかぶの切り方は 下の項目 で解説。
生めかぶの下処理方法
生めかぶの洗浄と道具の用意
Point!
- 生めかぶは、加熱であっという間に変色してしまうため、色止め用にあらかじめ冷水を用意しておきます。
- 加熱時間によるめかぶの色の変化は こちら で解説。
生めかぶの切り分け
Point!
- 生めかぶの切り方の詳細は 下の項目 で解説。
生めかぶの湯通し
Point!
- ミミは火が通りやすいので、先に茎を茹でて時間差でミミを茹でます。
生めかぶの茎も捨てずに利用
生めかぶの茎の部分は捨てる方もいますが、コリコリしていて食べても美味しいです。お好みで使うと良いでしょう。生めかぶの茎の活用方法は 下の項目 で紹介しています。
※不要な方は湯通しはせずに破棄して下さい。
生めかぶを冷やす
Point!
- 下処理に使ったお湯は再利用できます。
- 茹で汁の活用方法は 下の項目 で解説。
9.【 生めかぶを冷やす 】
鍋から上げた生めかぶの茎とミミは、予熱で色が変化しないように冷水や氷水の中に入れて色止めをします。
Point!
- 下処理後は冷蔵・冷凍での保存をします。
- 保存方法の詳細は 下の項目 で解説。
生めかぶの保存方法
生めかぶを冷蔵で保存する
下処理が済んだ生めかぶは、保存袋やタッパーに入れて冷蔵保存しましょう。
Point!
- そのまま保存したものは調理に合わせたカットをして使えます。
- 刻んだりペーストにしておけば、いつでもすぐにご飯に乗せて食べれます。
生めかぶの冷凍保存と解凍
上の画像は下処理した生めかぶのミミを冷凍、自然解凍したものです。
ヌルヌルとしたネバトロ感もそのまま残っており、冷凍前と比べてもそれほど遜色はありません。
こちらの画像は下処理した生めかぶの茎の部分を千切りにして冷凍したものです。モギュモギュコリコリとした心地よい食感がそのまま残っています。
Point!
- 下処理をせずに、買ってきてそのまま冷凍することもできます。
- 生のままで冷凍・解凍した状態は こちら で解説。
生めかぶの消費期限・賞味期限
- 冷蔵の生めかぶ:2~3日
- 冷凍の生めかぶ:2~3ヶ月
- 解凍した生めかぶ:2~3日
- 下処理していないもの:当日
※冷凍した生めかぶは長くとも半年以内に使いましょう。
記事冒頭でも述べた通り、買ってきて生のままの生めかぶは当日中に調理に使うか下処理を済ませましょう。
私個人は、下処理した生めかぶを1年以上冷凍していることもありますので(汗、実際は1年以上冷凍していても食べることはできますが、自己責任にてお願いします。基本的には上記の通りに捉えておくと良いでしょう。
Point!
- 生めかぶを通年で味わう長期保存の方法は 次のページ で紹介しています。
生めかぶの切り方
生めかぶの茎とミミの切り分け
生めかぶは見た目が何かゴテゴテしているので・・・
どうやって切るのコレ?
(´≧ω≦`)?
…と迷ってしまうかもしれませんが、ミミ部分と茎部分を切り分けるだけです!
上の画像の点線部分が、茎からミミが発生している箇所、この付け根部分を茎に沿って削ぎ落として茎とミミを切り分けます。
生めかぶのミミとは?
生めかぶのヒダヒダの部分がミミです。形状がいわゆる「耳」のようなことから、そう呼ばれるのではないかと考えられます。
また、メカブ自体をミミと呼ぶ場合もありますが、当サイトでは便宜上ヒダヒダの部分をミミ、ミミが生えている中心部を茎としています。
生めかぶのミミの切り方
生めかぶのメインとなる可食部が、このミミの部分です。
調理の際に使いやすい切り方としては、上の画像の点線のようにミミ同士のつなぎ目をカットします。
小~中サイズのミミの切り方
また、生めかぶのミミのサイズは色々とあるのでサイズに合わせた切り方で一口サイズにすると便利です。
大きなサイズのミミの切り方
Point!
- 特大サイズは3等分や4等分にしたり、調理や好みに合わせて自由にカットしましょう。
ご飯に乗せる生めかぶの切り方
Point!
- ご飯に乗せる場合は、米によく絡むような切り方が良いです。
- ミミだけでなく茎を混ぜてもOK。
Point!
- ペースト状にすることで生めかぶの使い方の幅も広がります。
生めかぶの茎の切り方
Point!
- 醤油やポン酢で酒の肴などに良いですね。
Point!
- サラダや炒め物、汁物など多様に使えます。
Point!
- 納豆に混ぜたり、炊き込みご飯にしたり、混ぜ物におすすめ。
生めかぶの茎と茹で汁の活用
実は美味しい生めかぶの茎
生めかぶの茎の部分は、場合によってはそのまま破棄されてしまう部位ですが食材として使うのがおすすめです!
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!
切り方によってモギュモギュしたりコリコリしたりと歯応えが良く、食感が楽しいのもポイント。味噌汁の具や炊き込みご飯の具、その他のお惣菜や酒肴など、様々な料理に活用できます。
Point!
- 生めかぶの茎部分は硬いため、お好みで利用して下さい。
生めかぶを湯通しした茹で汁
下処理の際に生めかぶを茹でた「茹で汁」は使用後に活用できます。
生めかぶの旨味や、海草の塩気、栄養成分が溶け出している茹で汁は、味噌汁や炊き込みご飯の出汁として利用することができます。
Point!
- 生めかぶの茹で汁は多少のエグみもあるので、お好みで利用して下さい。
まとめ
海の香りを楽しめる生めかぶ
生めかぶの海藻ならではの海の香りや磯の香りは眼前に広がる海を連想させてくれます。それは海辺の地域出身の方にとっては正に郷愁を誘う香り。
そして生めかぶのコリコリとした心地良い歯応え、トロトロの粘りは食材としてもとても魅力です。この時期だけに味わえる贅沢な美味しさを是非ご家庭でもご堪能下さい!
.゚٩(๑>◡๑)۶:.。♡メカブ~!
まとめのPoint!
- 買ってきた日に下処理する
- または当日中に調理
- 茎も食べれる
- 茹で汁は出汁として活用
【生めかぶの長期保存】乾燥・塩蔵・瓶詰めで生めかぶを一年中味わう