埼玉県秩父郡に属する「長瀞(ながとろ)」は、岩畳が広がる長瀞渓谷が人気の観光地。そんな長瀞の郷土料理は鮎をはじめとした川魚料理です。
ということで、長瀞観光におすすめの食事処「丹一」で味わえる鮎料理・川魚料理をレビューしていきます!
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
「丹一」のレビュー
記事の概要
- 長瀞観光におすすめの食事処「丹一」の鮎料理・川魚料理をレビュー
長瀞観光におすすめの丹一
長瀞の岩畳と鮎
長瀞渓谷は荒川の上流に位置しており、国の天然記念物に指定されています。
結晶片岩(けっしょうへんがん)による岩畳が広がる渓谷は地質学的に重要な地であると同時に、秩父地方の観光スポットのひとつとなっています。
そんな長瀞観光でのグルメと言えば、綺麗な水流がある地ならではの鮎をはじめとした川魚料理、お蕎麦、かき氷など。
岩畳へ続く岩畳通りでは道端で鮎の塩焼きなんかも焼いています。
そして今回ご紹介する丹一さんは、観光スポットの岩畳のすぐ目の前にあり、鮎料理も川魚料理もかき氷も味わえるお店で、長瀞観光の際に立ち寄るのにおすすめの一店です。
注意!
- 食べログではお蕎麦の口コミもありますが、私が訪れた時はメニューにお蕎麦はありませんでした。
長瀞観光での丹一の行き方
秩父鉄道(秩父本線)の「長瀞駅」の改札を抜け駅舎から出ると、左手側に岩畳へ続く道があります。その道に出て踏切りを渡るとすぐに岩畳通りに出ます。
この岩畳通りを真っすぐ進むと観光スポットである岩畳へ出ます。
Point!
- 西武秩父駅から向かう際は、「御花畑駅」(西武秩父駅から徒歩7分)から秩父鉄道(秩父本線)に乗車し、7駅目の「長瀞駅」で下車(乗車料金480円)。
そして岩畳通りから岩畳へと降りていく階段のすぐ手前右手側に、今回ご紹介する丹一があります。
この丹一は、隣にある秩父館が運営する食事処で、秩父館は創業100年の老舗宿屋。
お店にはテラス席もあり、緑に囲まれた涼しげな席でお食事ができます。
Point!
- テラス席はワンちゃん同伴OK
- お隣りの秩父館はワンちゃんOKの部屋も有り
創業百年の宿「秩父館」
「丹一」は「秩父館」が営業する食事処で隣り合わせた場所にあります。この秩父館の創業は明治35年。長瀞で最も古く由緒ある宿屋で、ペット同伴OKのお部屋もあります(小型犬のみ)。
長瀞観光で丹一の鮎料理を堪能
苦味がたまらん鮎の肝うるか
丹一の名物である「あゆめし」が来るまでの間に、とりあえず一杯。
ということで、うるかをオーダー。酒飲みにはたまらん逸品ですね。
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )ウホ~
だいぶ暑い日だったので、まずは冷えたビールで。
鮎の肝の苦味とコクが混然一体となったまったりとした旨みに、お酒がすすみます♪
(●´∀`)ノc□ウマ~
Point!
- 「うるか」は「鮎の塩辛」です。
- 肝のみで作るもの、鮎の身を混ぜたものなどがあります。
「丹一」の「あゆめし」
そして待つこと暫し・・・
鉄鍋に入ってやって参りました!
丹一名物の「あゆめし」!!
ヾ(≧∀≦)ノ
Point!
- 1人前は中サイズの鮎が2尾。
- 画像のものは2人前で鮎が4尾となっています。
こちらのお盆は、あゆめしのセット内容になります。
おかずには稚鮎と茄子の揚げ浸し。
それから、きのこのおすまし、お新香がセットとなっています。
鉄鍋の中の鮎をしゃもじでガツガツと崩し、ご飯に混ぜ込んでお茶碗に盛ったら「あゆめし」セットの完成です~♪
(⌒¬⌒*)イタダキマス
鮎の旨味が詰まったあゆめし
鮎の出汁で炊き込んであるご飯に、たっぷりの長ネギ、そしてホクホクの鮎。
頭も骨も丸ごと味わいます!
鮎の身の旨味はもちろん、皮も美味しいです!
。≠( ̄~ ̄ )モグモグ
Point!
- 骨が気になる方やお子様なんかは、頭・尾・ヒレ・骨を外してから混ぜ込むと良いでしょう。
揚げ浸しの稚鮎も、もちろん丸ごといただきます。
おこげも残さず楽しむ
セットのお盆には「スプーン」も付いています。
このスプーンで、鉄鍋の底についたおこげをこそげ落とし、おこげも残さず味わいます。
おすましを1/3ほど残しておき、茶漬け風にしても良いですね♪
中華のおこげの餡かけ的な感じに。
商標登録の「あゆめし」
メニューのあゆめしには、商標登録と記載されていましたので、特許情報を調べてみたところ「あゆめし\§秩父館」として2007年に登録されていました。
丹一で川魚を色々楽しんでみる
カジカを使ったお酒でほろ酔い
こちらは淡水魚である「鰍(かじか)」を使ったお酒です。
鮎の「ひれ酒」や「骨酒」もあったので迷いましたが、せっかくなので珍しい方を頼んでみました。
暑い日に呑む熱燗もまた良いですね(汗。
(;´▽`A“
フグのひれ酒なんかと同様に、こんがりと炙った鰍に熱燗を注いだものです。
この後に泊りだったら、鮎のひれ酒と骨酒も呑みたかったですねえ~。
(¯﹃¯*)
鰍(かじか)
スズキ目カジカ科のお魚。日本各地の河川や湖に生息する淡水魚。同じスズキ目のハゼと似た大きな口と厚い唇で、ハゼと共にドンコとも呼ばれます。またゴリとも呼ばれ、金沢の郷土料理であるゴリ料理に欠かせない食材でもあります。
川魚料理で鮎と山女魚を味わう
あゆめしで、鮎は味わいましたが、
やはり塩焼きは食べたい!ということで、別途で鮎の塩焼きもオーダー。
こちらは1人前で中サイズの鮎が2尾なので、2人で分けて1尾ずつ食べるにも丁度良いですね。
ほど良い塩味で焼かれたふっくら柔らかな身に、パリッとした皮目、そしてほろ苦な肝。鮎を堪能するのに塩焼きはテッパンですね!
Σd(・ω・´)グッ!!
お魚好きな方なら是非とも、あゆめしとは別で塩焼きもオーダーされると良いかと思います。
続いては山女魚をオーダー。
燻製ということで、艶やかな琥珀色になった山女魚。
しっとりジューシーで旨味が凝縮された身、薫香の乗った皮も美味しい♪
。≠( ̄~ ̄ )ウマシ
山女魚とは?
山女魚(やまめ)とサクラマスは幼魚の時期は同じ生態で、海へと下り回遊して成熟し川へと戻ってくる「降海型」と、淡水で一生を過ごす「河川型」の2つのタイプに分かれます。この内、海へ下る降海型がサクラマス、河川に残る河川型がヤマメと呼ばれます。またサクラマスの体色はスモルト化(銀色になる)するのに対し、ヤマメは幼魚紋(体側にある文様)を残したまま成熟します。
長瀞観光にて丹一でまったり
丹一の店内の様子
最初にご紹介したテラス席は奥まった小径に面したテラス席で、こちらの画像は岩畳通りに面したテラス席です。
店内には「雲白鮎香」としたためられた書が飾られています。
よく見ると故鳩山邦夫先生から丹一のご主人に贈られたもののようです。さすが創業100年の伝統。鳩山邦夫先生も来られていたのですね。
(σロ-ロ)ホホウ…
鳩山邦夫
数々の大臣を歴任した政治家。民主党が圧勝した時に誕生した第93代内閣総理大臣鳩山由紀夫氏の実弟。かの宮崎勤死刑囚の死刑執行を命じた法務大臣としても知られる。2016年に十二指腸潰瘍で死去。享年67歳。
テラス席も良いですが、店内も風情ある感じで、広々ゆったりしています。また、お店の入り口の梁の上にはツバメの巣とツバメのお子ちゃんたちがいました。
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )カワユス
Point!
- 岩畳通りでは、あちこちの店の軒先にツバメの巣があり、ツバメたちが商店街を飛び交う様子が各所で見られました。
テラス席でまったりかき氷
一通り、川魚を堪能したので、ここらで〆のかき氷をオーダー。
お店に入るまでに、暑さと疲れでグッタリしていましたが、この緑に囲まれたテラス席で川魚料理を味わい、最後にかき氷で、まったりとした時間を過ごさせて頂き、家まで帰る気力が湧いてきました。
丹一様、ご馳走様でした~♪
(_ _)>
まとめ
創業100年の伝統とあゆめし
今回は、長瀞の岩畳観光の際に便利な食事処「丹一」をご紹介しました。
創業100年の宿屋「秩父館」が運営しており、その風情が感じられる落ち着いた雰囲気で、特にテラス席は涼しげな緑に囲まれ、心地良い時間が過ごせます。
名物の「あゆめし」はもちろん、色々な鮎料理、川魚料理も味わえるので、長瀞観光の際には是非お立ち寄りしてみてはいかがでしょうか。
(*´∀`*)
まとめのPoint!
- 創業100年の秩父館が運営
- テラス席はワンちゃん同伴OK
- 「あゆめし」が名物
- 鮎・川魚・かき氷が楽しめる
お店の詳細情報
(たんいち)
ジャンル:川魚・郷土料理
最寄駅:「長瀞駅」秩父鉄道(秩父本線)
住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞460-1 |
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電話番号 | 0494-66-0092 |
営業時間 | 10:00~16:30 |
定休日 | 不定休 |
備考 | 予約不可 テラス席はペット可 |
公式HP | http://www.chichibu-kan.co.jp/ |
食べログ | https://tabelog.com/saitama/A1107/A110704/11002135/ |