今回は埼玉県秩父市内の「そば処 入船」をレビュー。
秩父神社や秩父駅からも近く、秩父観光の際の昼食などに便利です。しかも看板メニューである「山くるみそば」が激旨!!
もちろんお酒と酒肴を楽しむこともできるので、それらも併せてご紹介していきます!( o・ω・) ノ♪
ウマウマデス
「そば処 入船」のレビュー
記事の概要
- 「そば処 入船」の山くるみそば、その他の酒肴、割引情報などをお届け!
秩父観光ランチにおすすめの入船
入船は秩父神社から徒歩1分
秩父と言えば秩父三社のひとつに数えられる秩父神社、毎年12月に行われる秩父夜祭、または秩父三十四箇所の札所巡りなど、観光に人気のスポットです。
秩父夜祭とは?
秩父夜祭は12月3日の大祭をメインに毎年行われている秩父神社の例祭。300年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産にもなっており、日本三大曳山祭にも数えられる山車の曳き回し、冬の花火大会などが行われ多くの観光客で賑わいます。
今回ご紹介する「そば処 入船」は、観光スポットとして人気の秩父神社からも徒歩1分ほどで絶品の蕎麦を味わうことができ、秩父観光のスケジュールに組み込むのにおすすめです。Σd(・ω・´)
グッ!
Point!
- そば処 入船への行き方は 下記の項目 を参照下さい。
入船の店舗は登録有形文化財
こちらが「そば処 入船」の外観です。
何やら趣きある風情を感じる佇まいをしていますね。(σロ-ロ)
ムムッ!
実は「そば処 入船」の店舗は、文化財建造物として登録有形文化財になっている建物です。そういった観点からも秩父観光の際に立ち寄るのにおすすめです。
「秩父銘仙出張所二」
大正時代から昭和時代初期に秩父銘仙の取引で賑わった当時、近在近郷の織物工場が製品取引をするための出張所が建ち並び「買継ぎ通り」や「出張所通り」と呼ばれたところに所在し、この建物も、当初は秩父銘仙取引の出張所として建てられたものです。~省略~周囲に残る旧出張所を含め、秩父銘仙で賑わった当時の商業地区の景観の一端を今に伝えています。
※プレートより抜粋
入船で蕎麦前を楽しむ
秩父の酒と秩父の食
それでは「そば処 入船」で、蕎麦が来るまでにまずは蕎麦前を楽しんでいきましょう♪とりあえずお酒は秩父にある武甲酒蔵の「武甲(ぶこう)」。(⌒¬⌒*)
蕎麦前とは?
江戸時代から続くと言われる文化。蕎麦屋を楽しむ風習のようなもので、酒とつまみをやりながら蕎麦の茹で上がりを待つことを指します。蕎麦前から、蕎麦が茹で上がったら蕎麦を手繰り、呑み過ぎずにサッと帰るのが粋であるとされています。
秩父の食べ歩きなどでも人気なみそポテト。最近の食べ物のように思えますが、実は秩父地方では昔から食べられていた郷土料理です。
Point!
- 一般的にはじゃがいもを使って作られますが、ここ入船では里芋を使ったオリジナルとなっています。
みそポテトとは?
秩父地方では農作業の合間にお腹を満たすちょっとした食べ物を小昼飯(こじゅうはん)と言い、みそポテトもそのひとつ。蒸かした芋に衣を付けて揚げ、みそだれをかけたもので、第5回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦ではみそポテトが優勝。現在は秩父での食べ歩きやお店のメニューとしても人気です。
続いては、さしみこんにゃく。
こんにゃくと言えば群馬が有名ですが、ここ秩父でも昔からこんにゃく芋の生産が盛んで、こんにゃくは秩父の特産品の一つです。
里芋を使った入船オリジナルのみそポテトは、里芋のねっとりした口当たりがタレと合って良い感じ♪ 青のり入りのこんにゃくも、さっぱりした中に青のりの風味が旨い。
そば処入船の酒肴
さあ、次のお酒も武甲酒蔵から「武甲正宗」の純米酒。
武甲酒蔵とは?
宝暦三年(1753年)から続く秩父の老舗の醸造所。名水百選にも選ばれている「武甲山伏流水」を仕込み水として使用しており、この武甲山伏流水は営業時間内であれば容器持参で持ち帰ることができます。※(1)
お酒に合わせて入船の酒肴も色々と楽しんでいきましょう。
まずは葉わさびのおひたし。日本酒のお供にぴったり♪( ̄∀ ̄ )
イイネ
蕎麦前の定番にも挙がるやきみそ。入船では蕎麦の実とくるみが入っています。
ピリッと辛い葉わさびと、香ばしい焼き味噌で日本酒がすすむ~♪。≠( ̄~ ̄ )
ウマ~
蕎麦前と言えば天ぷらも定番。今回は変わり種で福耳とうがらしを注文。
そこまで辛い唐辛子ではありませんが(稀に激辛の場合があります)、一緒に行った沖縄の知人はその激辛に当たったようで、悶絶していました・・・。(^◇^;)
Point!
- 福耳とうがらしは大きいサイズの肉厚な唐辛子。辛みもありますが、それほど辛くはありません(稀に激辛のものもあり)。天ぷらはもちろん、種とワタを取り生で食べることもできます。
入船の定番の酒肴や季節もの
ついでにコロナ以前にそば処入船に訪れた際に食べたものもご紹介します。
もつ煮は味噌ベースでこんにゃくなどが入った定番のもの。コロナ前は500円。現在のメニューを見ると今も500円での提供のようです(2023.12.11現在)。
コロナ前の夏に訪れた時は、夏が旬のハモの天ぷらがありました。こちらは今ならもう少しお高くなりそうですね。
絶品!入船の山くるみそば
食欲そそる挽きぐるみ田舎蕎麦
さてさて、蕎麦前を楽しんでいると、いよいよお待ちかねの「山くるみそば」がやって来ました!
大きな器に盛られ、刻んだ海苔が乗っているざるそばタイプの盛り付け。挽きぐるみの蕎麦は黒くホシが散った田舎蕎麦。
いかにも蕎麦という感じで食欲がそそられます!
挽きぐるみ・ホシとは?
挽きぐるみとは、蕎麦の製粉方法の種類。殻ごと挽いたもの、殻を除き甘皮ごと挽いたものが挽きぐるみと呼ばれます。
ホシとは、蕎麦の麺の中に見られる黒い点のこと。細かく砕かれた黒いそば殻によるもの。
そして、すり潰したくるみなどが入ったそばつゆ。蕎麦はもちろん、このつゆも旨いんです!
入船の山くるみそばを実食
挽きぐるみならではのザラリとしたのど越しに風味の強さが生きた蕎麦!σ(´~`*)
ズズズッ
そばつゆは、くるみの濃厚なコクがありながら、サラリとしたテクスチャーでこれまた旨い!
薬味のネギといただくのも旨さが引き立ちます!
夢中で手繰ってあっという間に食べ終わってしまいました。最後は残ったくるみのそばつゆを蕎麦湯で割ってほっこり。
ご馳走様でした~。( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
ホゥ~
Point!
- 私が訪れた際はいずれも並ばずに入店できましたが、並ぶ場合が多いようです。
- 観光の際には、ある程度の時間を見越す、混む時間を避ける、といったスケジュールを組むと良いでしょう。
- ただし、蕎麦が無くなり次第終了になるのでお気を付け下さい。
入船で天かすをお土産にもらう
この日は、土間にある石臼の上に「ご自由にどうぞ」の文字が。どうやら天かすをもらえるようです♪
ということで、もちろん頂いて帰りました!(≧∀≦)
ラッキー
訪れたのがちょうど12月半ば頃だったので、ありがたく年越しそばに使わせてもらいましたよ。
入船の内観や席の様子
入船の雰囲気を味わい蕎麦を待つ
店内には何枚も色紙が飾られており、有名な人気店であることが伺えます。
厨房への入り口には「まじめに仕事中」の暖簾が。これ良いですね!(*・ω-)b
チョット、ホシイ
お蕎麦屋さんへの口コミで「提供が遅い」といった内容のものをちらほら見かけますが、三たての本格的な蕎麦は時間がかかるものです。
そのための蕎麦前文化があります。お酒や酒肴を楽しみながらゆっくり待ちましょう。
Point!
- 「三たて」は「挽きたて・打ちたて・茹でたて」のこと。
- 打ちたての蕎麦は提供に時間がかかることから、江戸時代に蕎麦前の文化が生まれたとされています。
「秩父の歴史」といった書籍や自家製の梅酒なんかもあり、お爺ちゃんお婆ちゃんの家に来たような落ち着く雰囲気。
お酒を飲まない方は、本など読みながらお蕎麦を待つのも良いかと思います。p■q'ω'*)
フムフム
入船の風情ある座敷席やテーブル席
暖簾をくぐると土間になっており、横に畳敷きの座敷席があります。
座敷席には長机や座卓がありグループでの訪問もOK。この日は沖縄の知人ご家族と5人で訪れましたが、同じテーブルにつくことができました。
こちらは入口すぐの土間にあるテーブル席。
コロナ前の夏に訪れた際には、各テーブルにうちわが用意されていました。これも風情があり良いですね。
「そば処 入船」の行き方
入船へ電車でのアクセス
東京方面から秩父へ向かうなら西武鉄道の特急ラビューで池袋駅から1時間20分ほど。
西武秩父駅からは武甲山を背に秩父神社方面へ向かい、秩父の古い町並みを進んで行くと徒歩10分ほどで「そば処 入船」に着きます。
Point!
- 秩父本線の「御花畑駅」「秩父駅」からは徒歩6~7分ほどで入船に着きます。
西武秩父駅から秩父神社へ向かう「番場通り」の1本横にある「黒門通り」に入船はあります。
入船がある黒門通りへの入り方
番場通りを真っすぐ進んで行くと、やがて秩父神社が目の前に見える交差点に出ます。
そこで左横に目をやると「まちなか観光案内所」の左隣に「妙見の森公園」と書かれた木の門がありますので、そのままその門に入って道を進むと入船の目の前に出ます。
入船の駐車場と割引き
駐車場は、秩父神社の西側に「タイムズ秩父」があります。入船へ訪れる際はこちらの駐車場がおすすめです。
タイムズ秩父の利用で200円お得
お車でお越しのお客様へ
タイムズ秩父をご利用された場合のみ当店で200円負担させて頂きます
<入船店主>
※店頭の張り紙より(2023.12.11現在)
Point!
- タイムズ秩父の利用で1時間分(200円)のチケットをお渡しとのことです。※(2)
タイムズ秩父から入船の行き方
タイムズ秩父の奥の柵から秩父神社沿いの「ははそ通り」に出れます。そのまま右へ進み秩父神社の西門を過ぎると、大通りを挟んで目の前に、入船がある「黒門通り」があります。
※横断歩道は左右65mほどに2つあります。
まとめ
秩父観光でお蕎麦なら入船
秩父観光の際におすすめの「そば処 入船」をご紹介しました。
私はいつも山くるみそばを食べていますが、蕎麦自体が美味しいので他のお蕎麦も美味しいと思います。そして秩父の地酒の武甲や蕎麦前の旨い酒肴など、秩父の味も楽しむことができます。
秩父観光の際、蕎麦好きな方には是非訪れて欲しいお店です!(*・ω-)b
まとめのPoint!
- 店舗の建物は登録有形文化財
- お客さんが並んでいる場合が多い
- ある程度の時間を見越しておく
- おすすめは山くるみそば
- 蕎麦前を楽しんで蕎麦を待つ
- タイムズ秩父の利用で200円お得
お店の詳細情報
(そばどころ いりふね)
ジャンル:蕎麦
最寄駅:「西武秩父駅」西部鉄道各線
「御花畑駅」「秩父駅」秩父本線
住所 | 埼玉県秩父市番場町11-5 |
---|---|
電話番号 | 0494-24-5691 |
営業時間 | 11:30~14:30 ※そばが無くなり次第終了 |
定休日 | 水曜 ※木曜(月1回) |
備考 | 予約不可 |
公式HP | https://ggv5200.gorp.jp/ |
食べログ | https://tabelog.com/saitama/A1107/A110701/11010430/ |
- この記事に記載の情報は取材当時のものになります。お店に訪れた際にメニューや価格、営業時間が変更となっている場合、または閉店や移転をしている場合もありますのでご了承下さい。
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