今回は東京湾でのマアジ船で船釣りへ行く服装や道具の準備をご紹介。
2ページ目 では実際の船釣りの様子、船上での過ごし方などを解説。そして3ページ目 では釣果75匹での帰宅後の鰺料理16品をご紹介します。
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
私の場合、釣りをするのは30年振りな上に、初めての船釣りでした。
ということで、私と同じように初めて船釣りに行くのだけど、どんな準備が必要?なんていう方のご参考になれば幸いです。
【東京湾の黄金アジ】船釣りの情報 1/3頁
[1頁] 電車釣行の準備と服装
1頁目の概要
- 電車釣行での船釣りに必要なものを紹介
生まれて初めての船釣り
切っ掛けは居酒屋での出会い
生まれて初めての船釣りに行くこととなった切っ掛けは、お気に入りの居酒屋での出会いでした。
ある日、ちょくちょく訪れさせてもらっている居酒屋で隣のテーブルに座ったのが、初めてこのお店にやってきたというK先輩。知人に美味しいお店ということですすめられて来店したとのことでした。
このK先輩が新聞記者の方でスポニチで釣りの記事などを担当しており、船釣りへと連れて行って頂けることとなったのでした。
スポニチの釣り記事
…ということで、スポニチでも釣り記事を書かせて頂いておりますので、ご興味ありましたらそちらも併せてご覧下さいませ。(o_ _)o
ペコリ
獲ってさばいて“食べ太郎” 船初挑戦で金アジ75匹 入れ食い東京湾!人気サイト運営者が満喫リポート
美ら海でムチグヮー満喫 南国らしいカラフルな“仲間”入れ食い
小網代「丸十丸」でクーラーボックスいっぱいのカワハギ 調理して30品 おなかいっぱい胸いっぱい
30年振りの釣り
私の釣り歴と言えば、地元の宮城県で中高時代に友達と海釣りや川釣りへ行っていた頃で、今から遡ること30年以上前の少年時代だけで、船釣りの経験は無し。上京後は竿を握ったことすらありませんでした。
(;^△^)
宮城県には三つの町と市にまたがる「加瀬沼(かせぬま)」があるのですが、私が中学生当時、加瀬沼に巨大ライギョがいるという噂があり、少年らしいロマンを求めて友達とこぞって通い詰めた思い出があります。
釣りキチ三平に出てくるタキタロウのような幻の巨大魚が釣れるのを夢見ていましたが、仲間内では誰一人釣り上げることはできませんでしたw
タキタロウ伝説
タキタロウとは、山形県鶴岡市の大鳥池に生息し、その体長は数メートルとも言われる幻の巨大魚です。その存在は130年以上前から伝えられており、’70年代に漫画「釣りキチ三平」に登場し、’80年代には同作品のアニメでも放映され全国区となりました。当時少年だった私たちもそのロマンに思いを馳せたものです。また、大鳥池がある鶴岡市には資料を見学できるタキタロウ館があります。そして近年も魚群探知機等による調査が行われており、タキタロウは実在する可能性が最も高いUMAとも言われています。
電車釣行での船釣りの服装
11月の電車釣行での服装
ということで、釣り宿がある木場駅までは普通に電車で向かいます。いわゆる電車釣行なので道中は通常のアウトドア的な服装で。
- 11月末・くもり
- 最高気温 14.3℃/最低気温 8.4℃
初の船釣りのため、船上ではどの程度の寒さなのか全く分かりませんが、暑がり的には暖かめな服装にしました。
下はカーゴパンツ、上はヒートテックと裏地ファーのジャケット。そして撥水性のマウンテンパーカー。
Point!
- 船上では更に上下のレインスーツも着込み、4枚重ねでしたが、「寒っ!」って感じでした。
- 寒がりな方なら、船上で着込める服を余分に持って行くと良いでしょう。
釣り場の天気を知るには?
釣りに行った後日に気が付いたのですが、釣り場の天気予報を掲載しているサイトもあるので、お出かけの際に参考にすると良いでしょう。
長靴とリュック
次のページで図解で説明しますが、海水をかぶるので長靴が必須ですが、長靴を現地まで持って行くのは荷物が多くなるので、家から履いていける感じのレインブーツをワークマンで購入。
本当は「防寒EVAノルディックブーツ」の3Lが欲しかったのですが、どの店舗にも売っておらず、「フィールドブーツ ガーデン」の3Lにしました。
また、下記でこれから紹介するものは全て23L容量のリュックに詰め、これで電車で向かいました。
Point!
- 防寒EVAノルディックブーツのLLサイズは在庫がありましたが、27.5cmの足だと靴の中にスキマが全く無い感じだったので買うのを止めました。
帽子と偏光グラス・グローブ
帽子は直射日光を避け、日焼け防止にもなるのであっても良いでしょう。偏光グラスは光の反射を抑え、水面や水中を見えやすくする効果があります。
また海上では風も強いので、特に女性などは帽子があると髪が邪魔になりません。私も髪が長いのですが、私の場合は船に乗ってから頭にタオルを巻いていました。
(^∇^;)
フィッシュグローブは指が出せるようになっているものが多く、仕掛けを作ったり餌付けなど、細かい作業がしやすくなっています。
私は作業用の普通の防水軍手を持って行きましたが、結局は指が使いにくいので全て素手で作業していました。
Point!
- 今後も釣りを続けていくという方は、購入しておくと良いでしょう。
船上で着るレインウェア
船上では海水をかぶることもあるので防水の服の上下も必要です。
みなさんがブログやSNSで紹介しているようなワークマンのおしゃれでカッコいいものが欲しかったのですが、私は183cm、100kg越えなので、5Lのものを試着してもことごとく着れませんでしたw(特にカーゴパンツの上から履くのが無理)
(TдT)
そしてやっと見つけたのがこれ。ワークマンの「BAG in 透湿レインスーツ(5L)」です。ダボっとしたカーゴパンツの上からでも履けました。
Point!
- 私と似た身長体重で、「着れるサイズが無い!」という方におすすめです。
ズボンの裾は広がっており、レインブーツを履いたままでも余裕で脱ぎ着できます。また裾の部分が靴に被さるようなデザインなので靴への水の侵入も防止。
フードは畳んで、マジックテープ付きのワイドカバーで固定できる2WAYスタイルになっています。ちなみに背面には隠しファスナーがあり、開くことでリュックの上から羽織ることも可能。
Point!
- 船上ではレインウェアの上にマウンテンパーカーを羽織っていたのですが、帰りの道中でマウンテンパーカーがなんか磯臭かったですw
- 帰りに電車内で着る服は、レインウェアの中に着るか、脱いでしまっておいた方が良さそうです。
船釣りで用意しておいた道具
船上で使う防水バッグ
やはり、船上では海水をかぶる場合もあるので防水のバッグがあると安心です。
こちらもワークマンで購入しました。防水素材で水がかかっても中の荷物は無傷。更に外も中も丸洗いできます。無縫製で汚れにも強く、取り出し口はマジックテープタイプ。
Point!
- 費用を節約する場合は、大き目のビニール袋(ゴミ袋等)に荷物を入れておく方法も有りです。
ショルダーベルトも付いており、リュックとしての使用も可能。
ただし普通のリュックの方が人間工学的に背負いやすいので、私は行き帰りは普通のリュック。船に乗ってる間だけ、リュックごと、このドライバッグに荷物を入れて使用しました。
24Lの容量なので、23Lのリュックをそのままスッポリと入れることができました。
Point!
- ショルダーベルトのフックの鉄製の部分が、海釣りで使うと錆びるというレビューを見たので、ショルダーベルトは外して使用しました。
ちなみにワークマンで購入しましたが、どうやらネットで買った方が安そうですね(汗。
(;^△^)
魚を入れるクーラーボックス
釣った魚を持って帰るためのクーラーボックスも必要です。
これは折り畳み式のソフトクーラーボックスで、BBQや花見などで食材を入れるのに使っているものですが、新たに買うのも勿体ないので、これを持って行きました。
Point!
- クーラーボックスの中が魚臭くなるのは嫌だったので、三重にしたゴミ袋を入れて使用しました。
魚を持ち帰る際はクーラーボックスに氷と海水も入れて魚を締めますが、今回の釣果は予想外の75匹だったので物凄い重量になり、ショルダーベルトの付け根がちぎれて壊れるんじゃないか?という不安がありました。
(。≧Д≦。) オ、オモイ!
大物狙い、大漁狙いならキャリー付きのハードタイプが良さそうです。また、女性など、重いのを持つのは厳しいという場合もキャリー付きが楽でしょう。
Point!
- 結果、75匹の黄金アジ・氷・海水を20Lのソフトクーラーボックスに入れることはできました。
- 重いのが気にならないなら、ソフトタイプを折りたたんで持って行くのも、コンパクトなので有りだと思います。
船釣りで用意したその他の道具
スマホ用の防水ケースは、もう何年も使っていますがいまだに現役。
口はガッチリとロックされ水漏れしません。
またケースの上からスマホを操作できるのも便利。ケースのクリア部分の透明度が高いので、そのまま撮影しても差し支え無しで、けっこう重宝しています。
小道具の方は、針外し・ケース入りハサミ・フィッシュグリップです。全てダイソーで揃えました。
Point!
- 針外しは魚が針を奥まで飲み込んだ際に何度か使いました。
- ハサミは糸が絡んだ時などに使います。
- フィッシュグリップは購入したものの、私は素手でつかんでいたので使用しませんでした。
- ただし素手だとエラやヒレのトゲが刺さる場合もあるので、利用したい人は用意しましょう。
- 少しでも節約するならフィッシュグリップの代わりにタオルで魚をつかむと良いでしょう。
スマホを守る防水ケース
スマホ用の防水ケースは用意しなくとも良いかと思いますが、スマホは高価な精密機器ですので、船上で使う際に防水ケースに入れておくと安心感があります。
船釣りで必要なもの
船釣りで用意した方が良いものとしてタオルが挙げられます。魚や餌をつかんだ時など様々な場面で手がヌルヌルになることがあるので用意しておきましょう。
次にタモ網。魚を釣り上げた後は、釣り船で用意されている大きな桶に魚を一度入れておき、都度クーラーボックスに移す感じになるので、その際にタモ網があると便利です。
また女性など、日焼けが気になる方は日焼け止めも用意しておきましょう。
Point!
- 空は曇っていましたが、そこそこ日焼けしてしまいました。
- 気温によっては汗をかいた時の着替えもあると良いでしょう。
- また、手を拭くタオルとは別に汗を拭く専用のタオルがあると良いでしょう(手を拭くタオルは魚臭くなるので)。
タックル(竿・リール・仕掛け)は不要
タックルは持参せずとも、竿やリールは船宿でレンタルできます。また仕掛けも購入することができますし、餌・コマセも用意してあります。
Point!
- 釣りのことが分かってきてからタックルを購入すれば良いと思います。
- もちろん釣り船を利用する前提の話で、自身で海釣りに行く場合などは用意しておきましょう。
船釣りで不要だったもの
持って行ったものの不要だったものは水汲みバッカン。
私は家で飼育するための魚を、河川で網で捕獲したりしていますが、その際に便利なのがバッカンです。網ですくった魚をとりあえずバッカンに入れておき、帰りに熱帯魚屋さんのような袋に入れて持って帰ります。
なので、今回の釣りでもクーラーボックスに入れる手前の段階で、魚を一時的にバッカンに入れておこうと思い持参しましたが、そのための大きな桶が船に用意されていたので使用する必要はありませんでした。
(^∇^;)
Point!
- 電車釣行では、いかに荷物をコンパクトにするかが重要なので使わない道具類は不要です。
船釣りでの食べ物や薬
薬で船酔いの予防
せっかくの船釣りで、船に酔って釣りをすることもできず寝込んでしまうと悲しいです。酔い止めも準備しておきましょう。
- 睡眠をとり体調を整える
- 空腹を避けて消化が良いものを食べる
- 乗り物酔いの薬を服用する
- 遠くを眺める
船釣りの前夜は十分に睡眠をとり、体調を整えておきましょう。
空腹・満腹は酔う要因となるので、消化が良いものを適量食べましょう。
乗船の1時間~30分前に服用しましょう。
手元や近くばかり見るのを避け、海の景色など遠くを眺めましょう。
Point!
- 酷い船酔いになるのが心配な場合は、釣りに行く前夜の寝る前と、当日の船に乗る前に薬を服用すると良いとされています。
船釣りの食べ物と飲み物
早朝から昼過ぎくらいまでの行程となるので、釣りをしながら手軽に食べれるものと飲み物を用意しておきましょう。
私は赤紫蘇漬けで巻いたおにぎりを数個と、500mlのお茶のペットボトル2本を持って行きました。
連れて行ってくれたK先輩のおすすめは船上で食べるカップ麺。船でお湯を用意してもらえます。(全ての船が対応できるのかは分かりません。利用する船宿にご確認下さい)
Point!
- 空腹を避けることは船酔いの予防につながります。
- 船酔い予防には消化が良いものを食べることが推奨されており、海苔は消化に悪いので赤紫蘇を使いました。
まとめ
電車釣行で船釣りの服装・道具一覧
それでは最後に、ここまで紹介してきたものを一覧でまとめてみます。
- 電車での服装
- 船上での服装
- 持ち物
- 釣り道具
<11月の電車釣行での船釣りの服装と道具>
・アウトドア用の上下
・アウトドア用のアウター
・下着/ヒートテック
・レインブーツや長靴
・リュック
・レインスーツ上下(服の上に着る)
・寒い場合に中に着るもの
※あると良いもの
・フィッシュグローブ
・帽子
・偏光グラス
・防水バッグ(ゴミ袋で代用可)
・クーラーボックス
・スマホ用防水ケース(あると安心)
・手を拭くタオル
・酔い止め薬
・消化の良い食べ物
・飲み物
※気温により
・汗を拭く専用のタオル
・汗をかいた後の着替え
※日焼けしたくない場合
・日焼け止め
・針外し
・ハサミ
・フィッシュグリップ
・タモ網
・釣り竿(レンタル可)
・リール(レンタル可)
・仕掛け(船宿で購入可)
・餌/コマセ(船宿で購入可)
さあ、こうして30年振りの釣り、そして生まれて初めての船釣りへの準備を終えた私は、いよいよ船釣りへと出発します。
次のページでは、船上での様子や、釣りをする時はどのような状況なのか?といったことを具体的に解説していきますよ!
【東京湾の黄金アジ】実際の船釣りの様子・船上の環境を解説