このページでは実際の船釣りで船上ではどのような様子なのか?どんな環境で釣りをするのか?といったことを具体的に解説していきます。
(。-ω-)ノ
今回は生まれて初めての船釣りでしたが、同じように初めて船釣りに行くので船上での様子を知りたい、という方は是非ご覧下さい。
また、前のページ では電車釣行での船釣りで必要なものや服装をご紹介。次のページ ではアジ料理16品をご紹介していますよ~。
【東京湾の黄金アジ】船釣りの情報 2/3頁
[2頁] 実際の船釣りの様子
2頁目の概要
- 船上で実際にどのように釣りをするのか解説
電車釣行で船宿を利用
電車で船宿へ向かう
まだ薄暗い中、早朝の電車へ乗り込んでやって来たのは東京メトロ東西線の木場駅。
今回、利用させてもらうのは昭和23年創業の船宿「吉野屋」さんです。木場駅の2番口を出て徒歩4~5分の場所にあります。
Point!
- キャリータイプのクーラーボックスなどの荷物がある場合は、木場駅「4b」出口を利用するとエレベーターがあります。
乗船所の前には平久公園があるので、出船までの時間つぶしにここで朝ご飯を食べても良いと思います。
ちなみに木場駅2番口を出てすぐの新田橋を渡ると吉野屋の待合所があります(待合所と乗船所は別です)。私が行った時間(平日05:50頃)は閉まっていましたが、20~30名のスペースがあり、ここで待ち合わせをしたりできるそうです。
Point!
- 乗船所のはす向かいにはファミマもあるので、食べ物・飲み物・おやつなども買えます。
事前予約をする
私の場合、今回は連れて行ってくれた先輩にお任せでしたが、予約フォームから事前予約を済ませておきましょう。
Point!
- 公式HPからは、魚種や、出船確定・満船などの予約状況も確認できます。
乗船所で受付を済ませる
※2022年12月現在
< マアジ船の料金 > | |||
---|---|---|---|
男性 | 女性・高校生 | 中学生以下 | |
9,000円 | 7,500円 | 5,000円 |
当日は、乗船所の受付で氏名を書き、会計やレンタル、仕掛けの購入を済ませます。また、ライフジャケットを借りることもできます。
Point!
- 乗船所にはトイレもあります。
釣り船の設備
それでは、いよいよ船に乗り込みます!
桟橋に出る手前のところに砕氷が用意されているので、氷をクーラーボックスへ詰めましょう。
Point!
- 釣り座は先着順となっています。
- 乗り合い船の料金には氷代も含まれます。
船は乗船所の横にある大横川から汐浜運河へ伸びる水路で待機しています。船尾には灰皿が設置。
トイレは男女が使えるドア付きのものが船尾にあり、他に小便器もあります。
タックルと餌
初心者ですので竿とリールのタックルはレンタルで。コマセはイワシのミンチです。
Point!
- コマセとはいわゆる撒き餌。魚を寄せるために海中に撒く餌です。
そしてアオイソメ。30年振りに間近に見ましたが、昔は何ともなかったのに、今見ると…こ、怖い…
( ̄□ ̄;)
アカタンはイカの切り身を赤く染めたもので、これも針につける餌です。
Point!
- アオイソメ(イワシミンチ・アカタン付き)は300円で購入できます。
いよいよ釣り船が出船
ウォーターフロントを通過
さあ、いよいよ船が出船します。
水路を抜け、ウォーターフロントを進んでいきます。こちらは辰巳運河にかかる「辰巳桜橋(たつみさくらばし)」。ドラマのロケなどにも度々使われる場所なので、見覚えがある方も多いでしょう。
そしてこちらが辰巳運河の水門。「辰巳水門(たつみすいもん)」です。「高潮から都民の生命・財産を守ります」との文字があります。
東京ゲートブリッジが近づくと見えてくるのが、画像左に見える風車。「東京風ぐるま」こと「東京臨海風力発電所」です。
更に彼方には「東京スカイツリー」を臨むこともできます。船で観光しているような楽しさがありますね。
「東京ゲートブリッジ」を抜けると、いよいよ東京湾です。
東京湾へと躍り出た船は、その速度を上げて木更津沖へと向かいます!
東京湾観光を楽しむ
引き続き観光気分を味わいながら、おにぎりも味わいますw
船上で潮風に吹かれながら食べるおにぎりはまた格別です。
σ(´~`*) モグモク
東京湾へ抜けると進行方向左手にディズニーリゾートが見えます。
画像真ん中辺りの四角い構造物が「タワー・オブ・テラー」。その少し左側にある三角形のものが「プロメテウス火山」。
やがて見えてきたのは・・・「何だ?巨大ヨット?」
∑(゚Д゚)ナンジャ!?
もちろん巨大ヨットなどではなく、こちらは「川崎人工島 風の塔」。
東京湾アクアラインの海底トンネルの換気施設です。小塔と大塔の二つの構造物からなっており、低い方が排気ダクト。高い方が吸気ダクトとなっています。
そして船は木更津沖へと到着。
遠くには君津にある「君津共同発電所(きみつきょうどうはつでんしょ)」が見えます。
さあ、満を持して鯵釣りの開始です!
(*≧д≦)ノヤルド~!
東京湾での黄金アジ釣り
はじめてのアジ釣りの手順
それでは東京湾の黄金アジを釣っていきましょう。まずレンゲを使ってコマセカゴにコマセを入れます。
Point!
- コマセはギュウギュウに詰めると目詰まりして流れ出ないので、7分目くらいに詰めます。
そして針にアオイソメをかけるわけですが・・・、
触るのはちょっと気持ち悪いですが、若い女性でもないおっさんが怖がるわけにもいかないので(汗、覚悟を決めてアオイソメのタッパーに指を突っ込み、1匹つかまえ、プチっと短めにちぎりました。
(≧д≦)エーイ、ママヨ!
Point!
- アジ釣りではアオイソメを1~2cmくらいにちぎって使います。
ちぎったアオイソメの端っこを針にかけます。針に餌をつけるこの作業。な、懐かしい・・・。
しかし若い頃と違って老眼で手元が全然見えない!!
( ̄□ ̄;)ア、アラ~
目を細めながら、やっとこさっとこ針に餌をつけ、仕掛けを沈めてタナを合わせ、僅か数秒で竿に「グググッ・・・」という手応え。
この感触、30年振りに味わいました。なんか自然と顔がほころびます。
Point!
- タナとは、魚が餌に食いつく層を指します。
リールを巻き上げる途中の「グイ~、グイ~」と引っ張られる感触も、な、懐かしい~。そして2本針で2匹の黄金アジが上がってきました。初の船釣りでの初ゲットです!
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!
- 仕掛けを海底まで落とす
- 海底から1m巻き上げる
- 竿を2回しゃくりコマセを出す
- 再び1m巻き上げる
- 再び2回コマセを出す
- そのままアジが食いつくのを待つ
※30秒ほど待ってもアタリが来なければ、上の手順からやり直す
※私がレンタルしたリールでは1m巻き上げるのはハンドル2回転でした。
Point!
- 東京湾でのアジ釣りは基本コレで良いらしいです。
- ただし、その日の状況により船長が指示を出すので指示通りにタナ取りしましょう。
釣り船での釣り座の様子
それではここでは、実際の船上の様子を説明していきます。
私は釣りをするのは30年振りとは言え、少年時代は道具を揃えて海釣りも川釣りもやっていたので、釣りがどうこうと言うよりも、初めての船釣りだから船の中の様子が知りたい!というのが前日までの気持ちでした。
しかし、ネット上にはそういった情報が見当たらなかったので、ここでは同じように船の中がどうなっているのか知りたいという方へ向けて、具体的に説明していきます。
船上での釣りをするスペース(釣り座)は、このようになっています。デッキに腰かけ、一段低くなっている足場に足を置く感じです。
荷物は自身の脇や後ろに置いておきます。
Point!
- 船の走行中は立ち歩かないようにしましょう。
- 海に落ちたら一大事なので座っていましょう。
船がポイントに着くと釣りの開始です。釣りをする時は足場に立って竿を使います。もちろん座っていてもOK。
Point!
- 船によっては椅子があったり、色々あるようですが、画像検索をかけたところ、このタイプが一般的なようです。
釣った魚を入れる桶
次に釣り上げた魚を入れる桶です。ポリ容器が船に用意されているので、これを足元に置いて魚を入れます。
Point!
- 私は釣り上げた魚をいったん水汲みバッカンに入れておこうと思い持参したのですが、この桶があったのでバッカンは不要でした。
船のへりには海水が流れるパイプが通っており、そこから海水が出るホースが分岐しています。このホースで桶に海水を溜めます。
そして桶には数か所の穴が開いており、ここから一定量以上の海水は排出されるので、桶の中の海水は常に新鮮で水流もあるので、魚も桶の中で元気に泳いでいます。
そして桶から排出された海水は足元を流れていきます。このため長靴やレインブーツは必須というわけですね。
Point!
- ちなみに波をかぶることはありませんでしたが、釣り上げた魚が跳ねたり、アオイソメの汁が付いたり、という感じで、パーカーが魚臭くなったので、レインスーツ等も必須です。
- 同じ理由から、帰りに電車の中で着る上着が防水性だったとしても、釣り中はレインスーツの下に着るか、抜いで仕舞っておいた方が良いです。
初の船釣りで黄金アジ75匹
さて、初の船釣りでしたが、その後も仕掛けを入れれば数秒でアタリが来るという感じで・・・、
足元の桶にもどんどんアジが増えていきます。
正に文字通り入れ食い!
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!
桶の中のアジはイモ洗い状態・・・(汗
(;^△^)
Point!
- 基本的には桶の中で放っておかず、都度クーラーボックスに魚を入れて氷漬けにし、早めに締めましょう。
ヒイラギの幼魚も釣れました。
本来はリリースサイズですが、素揚げで食べてみたいと思い、ありがたく釣果とさせて頂きました。
( ˇωˇ人 )ヒイラギ、アリガトウ~
昼過ぎまで釣って帰港
初めての船釣りで全然釣れないんじゃないかという不安をよそに、大量の釣果と共に帰港。
帰りも船上でまったりと東京湾観光です。
下船時に船長にお礼を言い、船宿でレインスーツを脱いだり、荷物をまとめ、初めての船釣りを無事に終えて帰路につきました。
船釣りデビューでスポニチデビュー
この初めての船釣りの様子はスポニチでも記事を書かせて頂いたので、ご興味ありましたらそちらにも是非足をお運び下さいませ。(o_ _)o
ペコリン
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まとめ
観光気分も味わえる船釣りは楽しい
こうして・・・、めちゃ重いクーラーボックスを肩にかけ、なんとか家に辿り着きました。いや~、お疲れ様でした!
・・・というわけには、いきません。
ここからこの75匹の黄金アジを捌くという作業が待っていたのでした。
(;´▽`A“コリャ、タイヘン
では、次のページでは75匹の鯵でアジ料理16品を作り、ご紹介していきます。
まとめのPoint!
- 船宿で餌は購入できる
- タックルもレンタル可能
- 船酔い防止に適度に食べる
- 船の走行中は立ち歩かない
- レインスーツ・ウェアは必須
【東京湾の黄金アジ】船釣りの釣果75匹でアジ料理16品を作る