数年前に話題となった「インコアイス」を皆さんはご存知ですか?
インコや小鳥の臭いがするということで、小鳥好きな方には一大ブーム?を巻き起こしたスイーツです。
このインコアイスが色物ではなく、普通に美味しいんですよ!
ということで、インコアイスを販売しているお店は兵庫県の「とりみカフェ ぽこの森」ですが、通販及び東京の渋谷や、広島でも購入することができますので、その販売店や値段、そして6種類食べ比べしてのレビューをご紹介していきますよ~♪(*≧д≦)ノ
インコアイスのレビュー
記事の概要
- インコアイスの情報をたっぷりお届け!東京の販売店も紹介
インコアイスがある東京の販売店
インコアイスは渋谷の西武で買える
現在、東京でインコアイスを常時販売しているお店は「西武渋谷店」です。
2015年の「アイスクリーム博覧会」や、期間限定の「ZOOLOOK POP UP SHOP」においては、原宿ラフォーレでも購入できましたが、現在は西武渋谷店のA館地下1階にある西武食品館グローサリー売場でインコアイスを常時購入できます。
渋谷駅のハチ公前にあるスクランブル交差点に「TSUTAYA」がありますが、その隣が西武渋谷店のA館ですので扉を入ります。
そして中に入るとすぐに階段がありますので地下1階へ降りましょう。そこが西武食品館です。
グローサリー売場はフロア中央辺りにあり、そこのアイス販売ケースに他のアイスと一緒にインコアイスが並んでいます。
インコアイス購入時にあると便利な物
私が住んでいる最寄り駅から渋谷駅までは20分。ドアドアだと40~45分。
ということで、保冷袋と冷却剤も持参しました。
しかし購入時にサービスでドライアイスを付けてもらえたので、夏場以外なら保冷袋だけを準備して買いに行けば大丈夫かもしれません。
もちろん西武渋谷から自宅までの所要時間にもよりますので、遠い場合や夏場は冷却剤は必須でしょう。また、購入後に(自宅や会社等に)直帰できる状況も必須と言えますね。
それが無理な場合は、徒歩20分ほどの代々木公園や、渋谷駅周辺にも小さな公園が意外とたくさんありますので、それらの公園で緑を眺めながらインコアイスを堪能しても良いのではないでしょうか。
インコアイスはインコの味!?
インコ臭に癒やされるアイス
インコアイスは
「インコ肉が入っている!!」Σ( ̄ロ ̄lll)
・・・というわけではありません。
インコアイスとは、いわゆる「インコ臭」が口に広がるアイスで、インコ好きにはクセになってしまう禁断の?アイスなのです。
特に鳥好き、インコ好きでもない方からすれば、そもそも「インコ臭て何のこっちゃ?」ということになるかと思いますが、これは一般にインコ愛好家の間では常識となっているもので、インコ独特の臭いのことです。
ここでご注意頂きたいのは、
獣臭さだったり、鶏肉臭さであったり、こういった臭いとインコ臭は全く別物であるということです。(多分に主観が入っております。)
インコ臭は、ある意味でアロマ的な癒やしの臭いなんです。
(多分に主観が入っております。)
インコアイスを食べる前に知っておきたいインコ臭とは?
インコを飼っている方は、このインコ臭が大好きというインコ臭フェチな方が多いのですが、知り合いがインコを飼っているという場合は、その臭いを嗅がせてもらってみてください。
インコの頭部の辺りから、ほんわりと芳しい臭いがするんですよ。
これは餌としているヒエやアワ、キビなどの穀物の臭いであるとか、または毛づくろいの際に分泌される油の臭いであるとか諸説ありますが、「心地良いお日さまの臭い」、「バターのような香ばしい臭い」などと形容される独特の香りがします。
この癒やしのインコ臭を楽しめるアイスが、「インコアイス」なのです!╭( ・ㅂ・)و ̑̑
グッ !
インコアイスが開発されたきっかけ
インコアイスが初登場したのは2013年に阪神百貨店梅田本店で開催された「幸せを運ぶ小鳥の作品展」というイベント。
このイベントがそれでまでは雑貨のみの取り扱いだったものが、この時から飲食物も取り扱い可となり、冒頭でご紹介した兵庫は神戸にある「とりみカフェ ぽこの森」さんが「インコアイス」を産み出しました。
「普段、小鳥たちが食べているものを使用して、人間も美味しく味わえるものを」ということをコンセプトにし、研究開発を重ねた結果、この穀物などが入った「インコ臭」のする「インコアイス」が誕生したというわけです。
そしてこのイベントに於いて二日間で300個の数を完売した人気を受け、現在では通常商品として店舗や通販でも購入できるようになりました。
ただし生産数に限りがあるので、店舗の通販サイトを覗いてみても、状況により売り切れになっている場合もあります。
インコアイスのインコ臭のひみつ
実は「インコ臭」は元々は意図的なものではなかったそうです。
小鳥たちが食べている食材を使用していった結果、それぞれの種類の小鳥たちの臭い、いわゆるインコ臭がするアイスが出来上がったとのこと。
つまりインコアイスがヒットした一つの要因とも言える「インコ臭」は、開発の段階で後天的に加わった要素なんですね。(σロ-ロ)
ホホウ…
ちなみに上の画像はセキセイインコ用の餌の一例です。ヒエ・アワ・キビ・黒米・大麦などなどが入っています。
インコアイスは、これらの小鳥が食べている雑穀などが入った健康志向のスイーツということもできるわけです。
インコアイス6種類食べ比べ
【セキセイインコアイス】インコ臭でも美味しいバニラアイス
まずはインコアイスシリーズの看板商品とも言うべき「セキセイインコアイス」です。
「セキセイインコを手にインコ臭をかぎながらバニラアイスを食べた感じ」と言われるセキセイインコアイス。
特に鳥やインコに興味の無い方、どうですか?
ビジュアル的に普通に美味しそうじゃないですか?ヽ(*゜∀゜*)ノ
このフルーツは大きめにカットされた蜜りんご。サクサクとした食感と甘味が楽しめます。
小さな粒は穀物類ですね。こちらは砂糖でコーティングして炒ったものでパフ状になっています。いわゆるポン菓子などに近い感じです。
インコ臭が前面に出ているという感じでもなく(インコ好きな方には感じる程度)、鳥好きじゃない方にとっても普通に美味しいアイスクリームになっています。σ(´~`*)
ウマウマ
ということで、セキセインコのご飯と同じ食材を使っているセキセイインコアイスの主な原材料は以下の通り。
< セキセイインコアイス主な原材料 > |
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りんご・丸麦・たかきび・もちえび・もちあわ・だるまひえ |
ちなみに家のインコにリンゴを上げたことはないのですが、リンゴをセキセイインコのオヤツとして、たまに上げるのはOKです。実も皮も食べます。ただし種は有害ですのでご注意ください。
【オカメインコアイス】シードの歯応えと香ばしさ
続いては「オカメインコアイス」です。
オカメインコは、ホッペの斑点(チークパック)とクルンと立った冠羽(かんう)が特徴的。ペットとしても人気が高い鳥です。
ところで、「オカメインコ」と言いつつオウムの仲間なのでインコではないんですよ。知ってました?Σ(゚□゚ノ)ノ
さて、このオカメインコアイスは「寝ている時にオカメインコが顔の上を走り抜けて脚を口に突っ込んだ時の感じ」というアイスですが、そのお味はどんなもんでしょうか?
オカメインコアイスも、セキセイインコアイスと同様に蜜りんごが入っています。
そして緑色のものがパンプキンシードです。他にひまわりの種も入っており、これらのシード類によって食べごたえがあり、また同時に香ばしさも感じます。
ハーゲンダッツでもナッツが入ったアイスは美味しいですが、こちらもナッツ的な感じでシード類がアイスにとっても合っています♪Σ(ノ≧ڡ≦)
上で述べました通り、オカメインコアイスの主な原材料は以下になります。
< オカメインコアイス主な原材料 > |
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りんご・パンプキンシード・ひまわりの種 |
オカメインコと言うと、パッケージにもデザインされているルチノー種が一般的なイメージでしょうか。
上の画像のオカメちゃんは埼玉県の「キャンベルタウン野鳥の森」にいたノーマルのオカメです。
ルチノーは白っぽい体色から頭部にかけて黄色くなっているオカメで、ノーマルは画像のようにグレーの体色をしています。
ルチノーも可愛いですが、このグレーのノーマルオカメも渋可愛いですよね。
そしてキャンベルタウン野鳥の森は、めっちゃ良い所ですのでデートや観光におすすめですよ!
【ぶんちょ仕立てのフィンチアイス】ふわっとした食感と爽やかな味わい
三つ目のインコアイスは、こちらも定番商品となる「ぶんちょ仕立てのフィンチアイス」。
文鳥を飼ったことはないのですが、文鳥って丸っこくてモフっとしたイメージですよね。
このぶんちょ仕立てのフィンチアイスは、「文鳥を口の中に入れた時の羽毛の触感を再現した」というこれまた面白い設定になっています。(^◇^;)
トッピング具材の白い固まりは、何とマシュマロ!
このマシュマロが入ることで、フワッとした独特の食感を生み出しており、これが文鳥の羽毛の触感を表現しています。
また、リンゴとマシュマロを変えた以外は、セキセイインコアイスと同じ原材料を使用しているのですが、文鳥は水浴びが大好きであまり臭いはしないということを踏まえ、セキセイインコアイスよりもインコ臭は薄く、その分だけ爽やかさが出たお味です。
ぶんちょ仕立てのフィンチアイスの主な原材料は以下のようになっています。
< ぶんちょ仕立てのフィンチアイス主な原材料 > |
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マシュマロ・丸麦・たかきび・もちえび・もちあわ・だるまひえ |
ところでフィンチアイスの「フィンチ」って何だと思いますか?
実はこれアイスの種類や食品用語ではなく、「フィンチ(Finch)類」と言って鳥の分類。なので、「鳥アイス」ってイメージですかね。
ちなみにこのフィンチ類には文鳥の他、ジュウシマツやカナリア、キンカチョウなどもいます。
【オニオオハシアイス】フルーツたっぷりでトロピカル
さあ、続いては2016年に新たに開発された「オニオオハシアイス」です。
画像ではあまりトッピング具材が見えておりませんが、アイスの中にはフルーツがたっぷり♪
オニオオハシはブラジルに生息しており、果実を主に食べている鳥ですのでトロピカル感が満点!
パパイヤ、マンゴー、パイナップルなどの南国感あふれるフルーツがぎっしりと入っており、女性ウケも抜群なのではないでしょうか。
正に夏に食べたいアイスですね♪(*≧∀≦*)
以下の原材料名からお分かりになるよに、たくさんの種類のフルーツが入っていますよ。
< オニオオハシアイス主な原材料 > |
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バナナピューレ・キウイ・苺・パイナップル・パパイヤ・マンゴー・リンゴ・メロン・クコ |
ということで画像のオニオオハシは掛川花鳥園のオニオオハシくん。
花鳥園は静岡の掛川市や富士宮市にありますが、たくさんの鳥たちと触れ合えて、とっても楽しいところです!
この掛川花鳥園でオニオオハシを初めて間近で見て、そのまるでオモチャのような可愛いルックスに一目惚れしました。
オニオオハシいつか飼ってみたいですなあ~。(*´艸`)。o○
【すずめチュンアイス】どこかノスタルジックなテイスト
こちらも2016年に開発されたインコアイスシリーズ「すずめチュンアイス」。
やはりスズメと言えばこの色。ということで、この色はほうじ茶と黒蜜で出しています。
こちらの商品イメージは「夕暮れ時にあぜ道を歩いている時に見かける田んぼのスズメ」というノスタルジックさを狙ったものとなっています。
他のインコアイスにも黒砂糖を使った種類はありますが、おそらくこちらは配合が多め、そのほうじ茶と黒蜜という和なテイストの味が、ノスタルジックさの演出に一役買っているようです。
また、セキセイインコアイスと同じ雑穀を使っていますが、すずめチュンアイスの方が小さな粒つぶ感が多いので、雑穀の配合量もスズメのイメージに合わせて変えているっぽいですね。
ノスタルジーを感じるすずめチュンアイスの主な原材料名は以下の通り。
< すずめチュンアイス主な原材料 > |
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ほうじ茶・丸麦・たかきび・もちあわ・だるまひえ・黒砂糖 |
このすずめチュンアイスのノスタルジックさは、味や色だけではなく、「雀」という存在自体のイメージもあるのではないでしょうか。
日本人なら誰もが子供時代に読んだであろう「舌切り雀」の昔話、幼稚園や小学校で歌った童謡「すずめの学校」など。田んぼでお米や虫をついばむ雀を見て育った世代以外の方も、そういった想い出にノスタルジーを感じ、「雀=日本の原風景」というイメージが喚起されるのでしょう。
そんなわけで、こちらのすずめチュンアイスは、どこか懐かしい、ホッとする味わいとなっていますよ。(。◕ ∀ ◕。)
【ヨウムアイス】おしゃれでとってもリッチな味
さあ、最後にご紹介するのは「ヨウムアイス」です。
こちらは2014年に「モモイロインコアイス」、「ダルマインコアイス」と共に開発された商品。
これぞ正にヨウム色という、この色のベースとなっているのは黒ごまペースト。
「身体のお手入れをしているのでさっぱりとした甘さ」というイメージのアイスです。
黒ごまペーストによってヨウム色となっていますが、それほど黒ごま黒ごましているわけではなく、確かにさっぱりとした甘さ。
赤いものはドレンチェリーです。いわゆる砂糖漬けのさくらんぼ。なんとなく懐かしいですが、昔はよく洋菓子なんかに使われていましたよね。
また、アーモンドやピスタチオが入っており、雑穀パフよりもよりリッチな味に仕上がっています。
今回の6種類の中なら、個人的にはこのヨウムアイスが一番好きですね~♪Σ(ノ≧ڡ≦)
リッチなテイストのヨウムアイスの主な原材料名がこちら。
< ヨウムアイス主な原材料 > |
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黒ごまペースト・ドレンチェリー・ローストアーモンド・ピスタチオ・クコ |
そして上の画像のヨウムは、埼玉県にある「NPO法人TSUBASA」の保護施設「とり村」にいたヨウムくん。
ヨウムは大型のインコで、とっても頭が良い種です。
youtubeなんかでも、めっちゃおしゃべりしてるヨウムの動画がたくさんありますが、ヨウムの知能は五歳児と同等レベルと言われています。本当に頭が良いんですよね。
ヨウムも飼ってみたいのですが、オニオオハシの平均寿命は約30年で、ヨウムは更に長く平均50年。
飼い主がある程度の年齢がいってから飼い始めるには、色々と覚悟が入りそうな長生きさんです。(´≧ω≦`)
ウ~ン
その他のインコアイス販売店
さあ、今回ご紹介してきたインコアイスは、西武渋谷店にて購入したものですが、それ以外でインコアイスを入手することができる場所や通販サイトを最後にご紹介していきます。Σd(・ω・´)
グッ!!
【とりみカフェ ぽこの森】インコアイスの本家本元
こちらは本家本元、インコアイスの産みの親、兵庫県は神戸市にある鳥カフェの「とりみカフェ ぽこの森」。
鳥さんを見ながらお茶ができる、正に店名通りのカフェ。カフェごはんも可愛らしく鳥をモチーフにしたメニューが揃っています。
また店頭限定でインコアイスが「よりインコクサくなる」という「イン粉」もあります。
そして公式サイトから通販ページへ飛べますので、そちらの通販でもインコアイスを購入することができます。
ただしこちらは時期によって販売が休止となっている場合もあるのでご注意ください。
ジャンル:カフェ
最寄駅:「王子公園駅」阪急神戸本線
住所 | 兵庫県神戸市灘区城内通3-2-14 スパイスビル 1F |
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電話番号 | 078-805-6700 |
営業時間 | 13:00~20:00(L.O.19:30) |
定休日 | 月・火 |
備考 | 駐車場無し・完全禁煙 |
公式HP | http://birdcafe.jp/ |
食べログ | ttps://tabelog.com/hyogo/A2801/A280103/28027298/ |
【東屋】広島県にあるインコアイスの製造元
神戸発のインコアイスですが、実は広島県の府中でも購入することができます。
それがアイスキャンディーの老舗として有名な「東屋(ひがしや)」さん。
実はこちらでインコアイスの製造をしているんです。どうやら、とりみカフェのオーナーのご親戚らしいですよ。
(ひがしや)
ジャンル:アイスクリーム
最寄駅:「府中駅」JR福塩線線
住所 | 広島県府中市府中町10-21 |
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電話番号 | 0847-41-4001 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜 |
参考サイト | 府中商工会議所 |
食べログ | https://tabelog.com/hiroshima/A3405/A340504/34013118/ |
【天光堂】広島の老舗和菓子店とコラボしたインコアイスどら
同じく広島の老舗和菓子店「浅野四十二万石本舗 天光堂」では、ただのインコアイスではなく、インコアイスとこの老舗のどら焼きがコラボした「インコアイスどら」が味わえます。
インコアイスの味に合わせて、どら焼きの皮に米粉と脱脂粉乳を混ぜた生地はモチモチのミルクテイストで、インコアイスとの相性もバッチリ♪
店頭販売をしているのは「天光堂本店」と「天光堂旭店」。
また、公式HPから通販での購入も可能です。
(てんこうどうほんてん)
ジャンル:和菓子
最寄駅:「広電本社前」広島電鉄
住所 | 広島県広島市中区千田町2-11-8 |
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電話番号 | 082-241-2532 |
営業時間 | 8:00~19:30 ※日曜 ~19:00 |
定休日 | 元旦のみ |
備考 | 1月2・3日は10:00~16:00 |
公式HP | http://www.tenkoudou42.com/ |
食べログ | https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34002756/ |
まとめ
インコアイスはインコ好きにもそうでない方にもおすすめ!
では、我が家のインコ「アオバちゃん」のニョロ~ンとしたおもしろ顔と共に、インコアイスのレビューをまとめます。
「インコクサい」、「インコ臭」が売りとなっているインコアイスですが、インコ好きな方、鳥好きな方はもちろんこと、一般の方にもおすすめできる非常に美味しいアイスでした。
値段的にはハーゲンダッツよりも高くなってしまいますが、小ロットでの生産販売ですからそれは致し方ないですね。
ということで、自分ご褒美やインコ好きな恋人などへのプレゼント、または贈答用・差し入れなんかにもおすすめですよ!ヾ(≧∀≦)ノ