「初めての船釣りシリーズ」、最後のこのページでは東京湾のブランド魚でもある黄金アジ75匹で作った料理16品をご紹介していきます!
(*・ω-)b
私と同じように、初めての船釣りで大量に釣れたアジをどうしよう?または、安かったから鰺をたくさん買ったけどどうしようかしら~?なんて方のアイデアの一助となれればと思います。
1ページ目 では電車釣行での準備や服装・持ち物の紹介、2ページ目 では実際の船釣りでの船上の環境などを解説しています。
【東京湾の黄金アジ】船釣りの情報 3/3頁
[3頁] 釣果75匹でアジ料理16品
3頁目の概要
- 東京湾の黄金アジで作った16品の料理を紹介
黄金アジの船盛り<1日目>
釣れたて黄金アジ三昧6品!
早朝からの船釣り、75匹の鯵を担いでの家路と、ヘトヘトでしたが、頑張って黄金アジを捌いて調理しました。
釣ってきた初日は、まずはその鮮度と歯ごたえを楽しもうということで刺し系を中心とした鰺料理を6品。
Point!
- 処理して1~2日寝かせると旨味が増します。
- 釣れたての歯ごたえを味わうなら初日。旨味重視なら翌日以降がおすすめ。
コロナ禍で閉店したお店から頂いた船盛り用の器を、まだ一度も使っていなかったので倉庫から引っ張り出し、これに黄金アジを盛り付けます。
まずは定番の姿造り。
次にこれまた定番のなめろう。せっかくなのでこちらも姿造り風に盛り付け。
Point!
- なめろうは房総半島が発祥の郷土料理。
- 調味料や薬味と共に粘りが出るまで魚を細かく叩いたもの。
次にたたき。なめろうも、たたきの一種ですが、こちらは細切りにして薬味を乗せたものです。
様々なたたき
「叩き(たたき)」と言うと「カツオのたたき」がポピュラー。スーパーの鮮魚コーナーに行けば大抵は売っています。また飲食店などでは「牛肉のたたき」、時には「馬肉のたたき」というメニューを見かけることもあります。これらは表面を火で炙って調理したものですが、一方で海鮮居酒屋などのメニューで「鯵のたたき」と言えば鯵の刺身を細切りしたもので火は使っていません。更にそのたたき具合はお店や料理人によって細切りから微塵切り、ペースト状態のものまで様々あります。房総の郷土料理なめろうも「たたき」の一種。他にもアニメ「ゴールデンカムイ」でお馴染みのアイヌ料理「チタタプ(魚や獣肉をペースト状にたたいたもの)」も「たたき」の一種と言え、兎肉や鹿肉も生でたたきます。このように一言に「たたき」と言っても、その料理法から見た目まで様々にあります。
それから「ぬた」。酢味噌で合えて胡麻と糸唐辛子を散らしました。
そしてご飯ものは握りに。
汁物は卵白でつないだつみれを具にしてお吸い物にし、白髪ねぎを散らしました。
黄金アジの鮮度を楽しむ
まずは刺身を食します。
歯ごたえがありながらもモチっとしていて旨い!
(⌒¬⌒*)ウマ~
鯵のなめろうはスーパーで買ってきた鰺でよく作りますが、さすがに釣れ立ては歯ごたえが違う!プリプリとした食感♪
たたきも、ぬたも、やはり歯ごたえが良い!
Σd(・ω・´)グッ!!
握りの歯ごたえも言わずもがな!
これだけ生ものばかり食べていたら食傷気味になりそうなものですが、そこは黄金アジの旨さなのか、スルスルといくらでも美味しく食べれますね。
σ(´~`*) モグモグ
つみれにはおろし生姜と刻みネギを練り込み、サッパリとした口当たりに仕上げました。
ちなみに、つみれの種には貝印のミンサーを使用。こちらは魚はもちろん、塊り肉をひき肉にするにも使えてお手頃価格なのでおすすめです。
╭(๑•̀ㅂ•́)و
黄金アジの定食<2日目>
黄金アジで定番の和食4品
2日目は和食4品で黄金アジの定食にしました。
塩を振ってグリルで焼き上げた塩焼き。
そして初日のなめろうを半分残しておいたもので、さんが焼き。これは大葉を巻いて焼きました。
Point!
- さんが焼きも房総の郷土料理で、なめろうを焼いたものです。
2日目のご飯ものは炊き込みご飯にしました。
初日のつみれ椀との差別化のため、根菜や豆腐を具材として味噌で仕立てたつみれ汁。
滋味あふれる原風景の味
黄金アジの旨味で炊き上げられたご飯が旨い!
土鍋に入れた米の上に、たっぷりの黄金アジの切り身を乗せて炊き込みました。仕上げは刻んだ大葉と煎り胡麻を散らして。
さんが焼きも旨味たっぷり!そしてジューシー!
定番の塩焼きは、ふっくら柔らかで脂も乗っています。つみれ汁も心安らぐほっとする美味しさ。
正に滋味あふれる和食を楽しめました。
黄金アジのアラカルト<3日目>
洋風・和風・無国籍で4品
さあ、3日目も黄金アジ三昧!
今回は洋風から和風、無国籍の創作料理など黄金アジでアラカルトを色々と作ってみます。
(。-ω-)ノ
イタリアンで黄金アジのカルパッチョ。オリーブオイル・粗びき胡椒・塩・レモン汁で調味し、ピンクペッパーとカイワレをトッピング。
日本で発展した洋食の定番。アジフライ!
タルタルとウスターソースで。
ちょっと変わり種で、香采の衣で揚げた緑色のフライに、香采ベースで作ったグリーンチャツネを合わせました。
3日目の汁物は黄金アジのアラで作った潮汁風のあら汁です。
何風で食べても旨い黄金アジ
イタリアンで食べても旨いですな!ワインが飲みたくなる…
(๑´ڡ`๑)
定食屋さんのド定番とも言えるアジフライは、米がめっちゃすすみます!
思い付きで作ってみた無国籍な創作料理ですが、香采やチャツネを使ったエスニックなテイストにも合いますね。
予想以上に美味しかったのが黄金アジのあら汁!!
∑(゚Д゚)ウマッ!
鯵のあら汁を作ったのは初めてでしたが、これが予想以上に出汁が出ていてとても旨い。
黄金アジと同じほど美味しいか分かりませんが、今度は普通に買ってきた鰺でも作ってみようと思いました。
黄金アジ干物セット<4日目>
干物と骨せんべいで2品
さて、最後は黄金アジの干物2種類。
まずは黄金アジの干物。
それから黄金アジの骨せんべいです。
ご飯も酒もすすむ黄金アジ
干物にしたことで旨味が凝縮され、黄金アジの美味しさが際立ちます。これはご飯もお酒もすすむ!
。≠( ̄~ ̄ )
5%の塩水に漬けて天日で干しました。
骨せんべいは5%の塩水に漬けた後に風呂乾燥で一気に干しました。
このままでも美味しいですが…、
カリッと揚げて塩を振ればより美味しく味わえます。酒の肴にぴったり♪
そうそう、忘れてはいけないのが、リリースせずに持ち帰らせてもらったヒイラギの幼魚。素揚げしてそのまま食べてみたら、旨味が強くちょ~美味しかったです。
( ̄~; ̄)アリガトウ、ヒイラギ
まとめ
食のための釣りは楽しい
こうして人生初の船釣りで75匹の釣果を上げ、東京湾のブランド魚である黄金アジをまるっと味わい尽くすことができました。
学生時代の遊びでの釣りとは違う、食べるための釣りにハマってみるのも悪くないなあと。久々に釣り道具を揃えようかなあと。30年振りに友達と一緒に釣りに行こうかなあと。
船釣り以降、そう思うようになった今日この頃です。
私と同じ食いしん坊で、釣りにチャレンジしてみたいと考えている方は、一歩足を踏み出してとりあえず挑戦してしみると良いかと思います。
きっと、そこには新たなる食の世界が広がっていることでしょう!
ちなみにスポニチでも釣って食べるコラムを書かせて頂いていますので、良ければそちらも併せてご覧ください。
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まとめのPoint!
- 東京湾の黄金アジは美味しい
- 黄金アジは何風の料理も合う
- アラの出汁も旨い
- 骨は干して有効活用
【東京湾の黄金アジ】実際の船釣りの様子・船上の環境を解説