今回は日本人にも人気が高いタイ料理のひとつ、「カオマンガイ(海南鶏飯)」のレシピをご紹介!
しっとり茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いた鶏の旨味が染みたライス。これを特性の濃厚タレで頂くカオマンガイは、タイ料理店やタイ旅行グルメでも人気が高いメニューですよね。
ということで、カオマンガイと特性タレの作り方、同時に鶏スープも作り、付け合せと共にワンプレートで盛り付けていきます!
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
カオマンガイ(海南鶏飯)のレシピ
記事の概要
- カオマンガイ・特性タレ・鶏スープの本格レシピ
カオマンガイの準備と用意
用意する材料(2人分)
< 茹で鶏の材料 >
・鶏胸肉 | 1枚(350g) |
---|---|
・水 | 800ml |
・ニンニク | 1粒(5g) |
・長ネギ | 5cmくらい |
※パクチーの根 | 2本 |
< 茹で鶏の調味料 >
・ナンプラー | 大さじ2 |
---|---|
※シーユーカオ | 小さじ2 |
・はちみつ | 大さじ1 |
・塩 | 少々 |
・粗挽き胡椒 | 少々 |
< 鶏出汁ライスの材料 >
※タイ米 | 2合 |
---|---|
・鶏の茹で汁 | 360ml |
・ニンニク | 1粒(5g) |
・生姜 | 1欠け(8g) |
・鶏油 | 小さじ1 |
代用アイテム
- 「タイ米」「日本米」
- 「パクチーの根」「生姜」
- 「シーユーカオ(タイの醤油)」「薄口醤油」
< タレの材料 >
・唐辛子 | 2本 |
---|---|
・青唐辛子 | 2本 |
・ニンニク | 1粒(5g) |
・生姜 | 1欠け(8g) |
・長ネギ | 5cmくらい |
< タレの調味料 >
※ココナッツシュガー | 大さじ1 |
---|---|
・ホットチリソース | 大さじ1 |
・ナンプラー | 小さじ1 |
・オイスターソース | 小さじ1 |
※タチオチ | 大さじ2 |
※タマリンドペースト | 小さじ1 |
・ゴマ油 | 大さじ2 |
< 付け合せの材料 >
・生卵 | 2個 |
---|---|
・パクチー | 1~2本 |
以下、お好みの野菜でOK | |
・ライム・サニーレタス | |
・トマト・スプラウト | |
・アスパラガス・さやいんげん | |
・胡瓜・人参・ベビーリーフ |
代用アイテム
- 「ココナッツシュガー」「砂糖」
- 「タチオチ(タイの味噌)」「味噌」
- 「タマリンドペースト」「酢」
約40分
茹で鶏を茹でる工程、米を炊く工程の間に、同時進行で進められる工程の時間はカウントしていません。
※各見出しに記載の時間は、その工程に要する時間の目安です。
調理の大まかな流れの確認
鶏肉を下処理し、調味料と合わせて茹で鶏を作ります。
鶏油を取り、米を炒め、鶏の茹で汁で米を炊きます。
特性のタレを作り、付け合せの野菜の準備、下処理をします。
付け合せ用に、カイダーオ(タイ風目玉焼き)を作ります。
プレートに料理を盛り付けてカオマンガイの完成です。
Start!
- それでは以下からは、調理の詳細をご紹介していきます!
カオマンガイの茹で鶏
茹で鶏の下準備(2分)
Point!
- 鶏皮はこの後に、鶏油を取り、スープの具にもするので、捨てずに取っておいて下さい。
- お好みで鶏もも肉を使ってもOKです。
Point!
- パクチーを買って根が余った時は冷凍しておくと便利。今回のものも冷凍していた根です。
水から茹でる(13分)
Point!
- 長ネギは、いわゆる先端の青い部分でもOKです。
Point!
- 旨味たっぷりの茹で汁は、米炊き・スープに使います。
カオマンガイの鶏ライス
鶏油を取る(15分)
Point!
- 中強火くらいで焼き色を付けていきます。
Point!
- かなりの勢いで油、水分が弾け飛ぶので火傷に注意して下さい。
- 両面に焼き色が付いたら焦げないよう弱火にします。
Point!
- 茹で鶏の料理と同時進行で進めることで時短になります。
鶏油で米を炒める(5分)
Point!
- 取れた鶏油が少なければ、サラダオイルを足しましょう。
Point!
- タイ米は日本米とは違い、研ぐ必要はありません。
- タイ米は1回軽くすすぐくらいでOKですが、今回は生米を炒めるので、すすぎも行いません。
汚れが気になる・日本米を使う場合
どうしても米の表面の汚れなどが気になる場合は、軽く1回すすぐだけにし、しっかりと水気を切りましょう。
Point!
- 日本米を使う場合も、軽く研いだ後に水気をしっかり切ります。
- 無洗米ならそのまま炒めましょう。
鶏出汁ライスを炊く(18分)
Point!
- 炊飯器で炊く場合は「早炊きモード」で。
- そのままフライパンで炊いてもOKです。
- フライパンに焦げが付くと手入れが大変なので鍋に移しています。
Point!
- 沸騰して水蒸気が吹き出すと周りが汚れるので、沸騰直前を見極めて弱火にしています。
タイ米の最高品種ジャスミンライス
タイ料理店で使われている細長い米、みなさんも見たことがあると思います。この長粒種の米である「インディカ米」が、通称「タイ米」と呼ばれている米です。そのタイ米の中でも最高品種の米が、日本のスーパーでも見かける「ジャスミンライス」。「香り米」と呼ばれることもあります。タイ語では「カーオ(米)・ホーム(良い香り)・マリ(ジャスミン)」。
カオマンガイの付け合せ
特性タレを作る(5分)
Point!
- 激辛好きの方は、赤唐辛子・青唐辛子の種ごと使って下さい。
- 肌が弱い方はビニール手袋を着用し、唐辛子作業をしましょう。
Point!
- ご飯を炊いている間に、付け合せの準備を進めておくことで時短になります。
付け合せ野菜の処理(8分)
続いては、カオマンガイの付け合せにする野菜のカット、下処理をしていきます。
今回は上の画像のものを用意しましたが、冷蔵庫の在庫具合や、お好みに合わせた野菜を使えばOKです。
Point!
- パクチーに関しては、用意した方が本格的な味になります。
Point!
- サニーレタスは根本の白っぽい部分と葉先の色が濃い部分で切り分け、食べやすい大きさに手でちぎっておきます。
Point!
- スープに使う鶏の茹で汁で野菜をボイルすることで、野菜の旨味がスープにプラスされ、野菜にも下味が付き、洗い物も減るので、正に一石三鳥!
カイダーオを作る(2分)
Point!
- 「カイダーオ」はタイ風の目玉焼き。揚げ焼きにしてカリカリにするのが特徴です。
Point!
- お好みで、日本風の半熟目玉焼きにするのも有りです。
皿に盛り付ける
Point!
- 36のサニーレタスの白っぽい部分を土台にして、盛り付けの高さを出しています。
Point!
- 皿の手前を低く、奥を高くし、高低差をつけて立体感をもたせると綺麗にまとまります。
Point!
- スープはお好みで胡麻や小ねぎを散らしても良いでしょう。
カオマンガイの完成!
ワンプレートに綺麗に盛り付けてカオマンガイ(海南鶏飯)の完成です!!
٩(๑ˆOˆ๑)۶
今回は「映え」を意識してw、野菜を多めにして彩りを加え、ワンプレートにしましたが、もちろんそれぞれ別に盛り付けてもOKです。
カオマンガイを実食!
鶏肉の旨味を味わうタイ飯
鶏の旨味を活かしたタイ飯のカオマンガイを早速実食していきましょう~♪
(๑¯﹃¯๑) ハラヘリンコ
カオマンガイのタレは、サラッとしたタレのレシピも多いですが、当レシピでは濃厚でトロっとしたタレにしています。
このタレで茹で鶏を頂くと、タイの風を感じるかのようなアジアンなお味に♪
茹で鶏と一緒に、付け合せの野菜も口に含むと旨味が倍増~!
色々な野菜を付け合わせにしているので、たくさんの組み合わせで楽しめます。
(๑´ڡ`๑)
カオマンガイと海南鶏飯
カオマンガイの意味は「カオ(ご飯)マン(油脂)ガイ(鶏)」で、「鶏油出汁の炊き込みご飯」のような意味です。また、ほとんど同じ料理が「海南鶏飯(ハイナンジーファン、ハイナンチキンライス、シンガポールチキンライス)」です。これはシンガポール料理やマレーシア料理に分類され、観光でも人気のグルメ。大きな違いはタレにあり、海南鶏飯の場合は3種のタレ(醤油ベース・チリベース・生姜ベース)がセットになっているのがポピュラー。
万能な特性タレと極旨なスープ
ソースポットに入れたタレは、野菜やカイダーオにもかけて味わいましょう。茹で鶏はもちろん、野菜にも卵にも合います。
また、タレの分量は多めにしてあるので、使い切らなかったタレは冷蔵・冷凍しておき、後日にサラダや焼き肉などに活用できます。冷奴にかけても良いですね。
茹で鶏を作る段階で調味料を入れてあるので、茹で汁はそのままスープとして飲めます。スープを吸ったカリカリの鶏皮は、噛むとジュワっと旨味が溢れてこれまた旨い!
鶏出汁で炊いたライスは生姜とニンニクの香味も加わり、米だけでも美味しく味わえますが、肉や野菜と味わうことで更に美味しさアップ!ドンドンおかわりしちゃって下さい。
σ(´~`*) オカワリ~
Point!
- 米2合でのレシピですが、盛り付けは見た目を考えて約0.4合くらいにしてあります。
- 鶏出汁ライスは食べ切れなければラップで包んで冷凍しておけます。
※当初は一皿に1人分1合の米を盛ったのですが、デカ盛りメニューみたいなビジュアルになったので盛り直しました・・・w
まとめ
鶏肉を合理的に利用した優秀ご飯
調味料を合わせて茹でた「茹で鶏」をメイン食材に、剥いだ皮からは鶏油を取り、鶏油を取り終わった皮はスープの具に。
その取れた鶏油で米を炒め、既に調味料を合わせてある茹で汁で炊いたご飯は鶏の旨味を含んだ炊き込みご飯に。更に残りの茹で汁は、味付けせずともそのままスープに使える。
正に一石六鳥とも言える、鶏肉を合理的に利用し、鶏の旨味を味わい尽くすカオマンガイ。
炊飯器に鶏肉ごと入れる簡単レシピとは違い、手間がかかるレシピですが、より本格的に美味しく味わえると思いますので、時間がある時は是非とも本レシピをお試し下さいね~♪
(。◕ ∀ ◕。)