【目次】帆立稚貝の香味醤油漬けレシピ
調理時間:約20分
【帆立稚貝の香味醤油漬け】
台湾のシジミ醤油漬け風にした酒肴レシピ
殻付きの小さな帆立が「帆立稚貝」です。帆立稚貝の調理方法としては、お味噌汁や酒蒸しなどが定番ですが、今回はお酒がクイクイ進んでしまう酒肴、お酒にぴったりな珍味にしていきます。
台湾料理のひとつに「シジミの醤油漬け(鹹蜊仔)」があります。生のシジミをチュルンと食べるクセになる味のこの「鹹蜊仔(キアムラーアー)」風に、帆立の稚貝を仕上げますよ。ヽ(*゜∀゜*)ノ
調理時間:約20分
< 4人前の材料 > | |
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・帆立稚貝(剥き身) | 120g |
・にんにく | 1片 |
・生姜 | 1かけら |
・鷹の爪 | 1本 |
・醤油 | 50ml |
・紹興酒 | 50ml |
・三つ葉 | 少し |
本レシピでは帆立稚貝を半生に仕上げていますので、
活きの良い鮮度の良い帆立稚貝を使ってください。
活きの良い帆立稚貝は、上の動画のように口をパクパクとさせています。
※鮮度の良くないものは完全に火を通して調理してください。
※お腹が弱い方や調子が良くない方も完全に火を通して作りましょう。
※半生で食べる行為は自己責任にてお願いします。
帆立稚貝の1パックでの重さは、もちろんその販売先ごとに異なるなわけですが、殻付きで重量が200~250g前後が多いですかね。
で、これを剥き身にすると120gほどになります。更にウロを取り除くと80gくらい。なので可食部の比率は25%といったところでしょうか。
今回の料理は調味液に浸すだけなので、帆立稚貝の量はそこまで気にしなくてもアバウトで大丈夫です。
また、調理に取り掛かる前には帆立稚貝の殻をキレイに洗ってしておきましょう。
洗い方や殻の表面の付着物の除去方法は、以下の頁にて詳細を掲載していますので、そちらをご参考ください。
【帆立稚貝(ベビーホタテ)の食べ方】ウロの処理や洗い方・保存や冷凍
殻をキレイに掃除した帆立稚貝をボールなどに入れ、沸騰したお湯を回しかけます。
熱湯をかけた瞬間から、パカッパカッと口が開きますので、すぐにザルなどにあげます。
ザルにあげた帆立稚貝が予熱で温まらないように、すぐに冷水に晒します。
熱が取れたら、殻から身を外して剥き身にしましょう。
流水で洗いながら稚貝のウロ(中腸腺)や寄生虫を取り除きます。
ウロを外したら、丁寧に洗ってキレイにしましょう。
全てウロを取り終えたら、もう一度流水で洗いましょう。
洗ったらキッチンペーパーなどでしっかりと水気を取ります。
帆立の成貝や稚貝には寄生虫が付いている場合もあります。
私の個人的な感覚としては、数的にはそれほど多くは見かけませんが、上の画像のオレンジ色の物体が「ホタテエラカザリ」という寄生虫です。
一応、食べても人体に害は無いと言われていますが、もし付いていいた場合は取り除いておくと良いでしょう。このホタテエラカザリの詳細については以下の頁に記載していますので、そちらも併せてもご参照ください。
【帆立稚貝の白いウネウネの正体はコレ!】 寄生虫やその他付着物も検証
紹興酒と醤油を50mlずつ合わせます。
にんにく、生姜を刻み、鷹の爪の種を取り除きます。
9と10を合わせて調味液を作ります。
作った調味液に帆立稚貝を漬けます。
1~2時間漬け込んだら、器に盛り付けて刻んだ三つ葉を乗せて完成です。
お好みで小ねぎや紫蘇などを乗せても良いでしょう。
ちなみに漬け込む時間は、おおよそ1~2時間ほどで香味醤油の風味は帆立稚貝に染みますが、濃い目の味が好きな方などは、お好みで半日ほど漬けても良いと思います。
帆立稚貝は半生で使用していますので2日ほどで食べきるのが良いでしょう。完全に火を通した稚貝を使用した場合は3~4日で食べきりましょう。
または冷凍保存しておいて、お家でお酒を呑む時の肴にするのも有りですね。
紹興酒に漬け込んだ香りと味わいは、やはり異国感があります。更に生にんにくと生姜のパンチの利いた香味に鷹の爪の辛味で、かなりガッツリとした仕上がりになっています。Σ(ノ≧ڡ≦)
そしてガッツリ感と対比軸にある三つ葉の爽やかさもぴったり。紫蘇の場合は紫蘇の独特の風味がプラスされますから、お好みで使うとより複雑な味わいになるでしょう。また、小ねぎを使えば更にガッツリ方向の味に持っていけると思いますよ。
画像:「 「鹹蜊仔風の帆立稚貝」 」帆立稚貝の半生のトロリとした食感もまた旨し!
この独特の味わいは正に台湾料理の「鹹蜊仔(キアムラーアー)」風です♪
今回のレシピは帆立稚貝を半生で使用することを前提としていますが、
帆立の稚貝を生や半生で食べる方は少数派だと思いますので、
何度も言うように不安な方やお腹の弱い方は稚貝に完全に火を通して作ってください。
帆立の稚貝に完全に火を通して作っても美味しく食べれますよ♪╭(๑•̀ㅂ•́)و
私が初めて「鹹蜊仔(キアムラーアー)」を食べたのは、残念ながら本場台湾ではありませんが、池袋西口の台湾料理のお店です。そこで食べたシジミ醤油漬けがメチャメチャ美味しくて感動しました。
(σゝ∀・)σ
ココ!
【台湾屋台料理 古都台南担々麺@池袋】クセになる臭豆腐に150円の担仔麺!
シジミと同じ貝類ということで、帆立稚貝でアレを目指してみようと思って作ったのですが、予想以上に美味しく、日本酒もグビグビと呑んでしまう仕上がりになりました♪
帆立稚貝は味噌汁や酒蒸しなどにするのが定番ですが、その秘めたるポテンシャルの高さを感じました。ということでこの香味醤油漬けも、みなさんのご家庭の定番にして頂ければ幸いでございます。
特にお酒好きなご家庭におすすめ!(●´∀`)ノc□□3ヽ(´∀`●)
ヵンパーィ
※鮮度の良くないものは完全に火を通して調理してください。
※お腹が弱い方や調子が良くない方も完全に火を通して作りましょう。
※半生で食べる行為は自己責任にてお願いします。