ゆでたまごの殻が誰でも簡単にむける!
ぷりぷりして美味しいゆでたまご。しかしなぜか、キレイにうまく殻がむける時と、ボロボロになってしまう時がありますよね。
実は…、 ボロボロになってしまう理由があるんです。
つまり、そのボロボロになる理由を取り除いてやれば、誰でも簡単 に殻をキレイにむくことができます!
つるっと簡単に、ゆでたまごの殻をむくコツと、おいしい半熟ゆでたまごを作る方法、そして加熱時間による中身の変化も併せてお届けします。
用意するもの
【使うもの】 | |
・生卵 | 適宜 |
・お鍋 | 適宜 |
・水 | 適量 |
・穴あけ器 | 押しピンなど |
【あると便利なもの】 | |
・塩 | 少々 |
・酢 | 少々 |
・氷水 | 適量 |
茹でる前の準備(穴あけ)
穴あけ器で生卵の下、お尻の部分に穴を開けます。
分かりにくいですが、真ん中の黒っぽい点が穴です。
- 穴を開ける事で、卵の中に充満している二酸化炭素が抜けます。
穴あけ器がなくとも、押しピンや安全ピンなどで代用可能。
丸く凹んでいる部分が、お尻の部分(鈍端)にある「気室」です。
- 要は穴を開ける事ができれば良いので、縫い針や画鋲など、何でも代用可能です。
- 気室は、殻と薄皮の間にある空間なので、穴を空けても卵白が漏れることはありません。
・ボロボロになる理由
卵の中には、二酸化炭素が充満しています。その二酸化炭素が、加熱によって膨張するために、押し付けられた卵白と薄皮が張り付いてしまい、殻がむきにくくなります。 新鮮な卵ほど二酸化炭素を多く含んでいるので、より殻がむきにくくなるという訳です。それを防ぐために、穴を開けて二酸化炭素を抜いてやります。
茹でます(半熟なら6分半~7分)
お湯を沸騰させ、お玉などを使い、卵が割れないようにそっと入れます。
卵の黄身が片寄ってしまわないように、ゴロゴロと転がします。
- 沸騰させてから入れる事で、時間管理による茹で加減が分かりやすくなります。
- ゴロゴロと転がすのは、最初の1分くらいで大丈夫です。
茹でるお湯に塩や酢を入れておくと、殻にヒビが入った時に、白身が漏れ出すのを防げます。
開けた穴から、コポコポと二酸化炭素が抜けている様子。
- 塩や酢はタンパク質を早く凝固する作用があるので、ヒビが入っても白身が漏れ出しません。
- 卵を室温にしばらく置いておくことで、急激な温度差によるヒビ割れができにくくなります。
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急速に冷やす
茹で終えたら、水で急速に冷やします。氷水で冷やすとなお効果的です。
冷やす水にお酢をいれることで、匂いの発生と黄身の変色を抑えられます。
- 冷やすことで、余熱によってそれ以上に固まることを防げます。また、白身が収縮するので、より殻がむきやすくなります。
- 加熱によって生じた硫化水素が、匂いと変色の原因です。お酢によって、この働きを抑制することができます。
つるっと簡単にむける!
粗熱が取れたら殻をむきます。そのままでも、もう殻がむきやすいですが、全体的にヒビを入れると、よりむきやすくなります。
つるんぺろんと、誰でも簡単にたまごの殻をむくことができます。
- テーブルやまな板の上で、手のひらを使って転がしてやると、ヒビを入れやすいです。
水を使って殻をむく
流水に当てながらむくのも、むきやすいです。
ボールに張った水の中でむくのも、むきやすいです。
- 経験的に言うと、流水に当てながらや、水の中でむくのも、殻がむきやすくなると思われます。
茹で時間による変化
4分は柔らかくて崩れてしまいました。6分半から7分で良い感じに黄身が半熟です。
10分でちょっと黄身がしっとり。12分は、ほぼ固茹で卵。刻んでサンドイッチの具などに良いですね。
- お好みの茹で加減で、茹で時間を調整しましょう。
これで、今日からあなたも、ゆでたまごの殻むきは失敗知らず!つるつると気持ち良いくらいにむけるので、何個も作りたくなってしまいます。
そのまま食べても美味しいゆでたまご。お料理のトッピングなどにも重宝する食材ですので、この方法をマスターして、色々なお料理にご活用下さい。
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